三輪龍氣生の陶 命蠢く
菊池寛実記念 智美術館|東京都
開催期間: ~
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三輪龍氣生さんの世界観
美術館にたどり着くまでに少し迷った。初めて行く場所はついつい迷ってしまう。長い坂を登って行くのはきつかったが美術館で鑑賞したいのを見に行くためなら多少きつくてもいいと思い歩いた。地下の方で展示されていた。この時は人はあまりいなかった。作品はどれも強烈だった。色合い、形などエロティックで不気味で美しく記憶に残る作品が多かった。印象に残った作品はいっぱいありました。龍人伝説ー受胎、黒のソナチネ、崩壊と生成、R氏の肖像、女帝 シリーズが印象に残ってます。女帝シリーズの作品はどれも神々しく、金色がより輝いてました。一番驚いたのは龍人伝説ー受胎で、乳か母乳か分からないですが、龍の母性を表してるのかと思いました。自分の中で最初に見たインパクトが残る作品でした。黒のソナチネも不気味で暫くジッと見ました。見ているうちに襲いかかってくるのではないかと想像しました。不気味で恐怖な感じは展示会の雰囲気に漂っていた。作品を見ていると何かが怒るのではないかと、緊張感がありました。人が少ない時間帯に行ったせいか薄暗い中で作品を鑑賞すると、現実じゃない世界に連れて行かれる感じがありました。三輪龍氣生さんの作品は不気味差とエロティックで情熱的なミックスを感じさせる何かがあると思いました。最初に見た新作の崩壊と生成が壮大でかつ神々しく生々しかったのと最初では気づかなかった部分が2回目の時に見て発見がありました。何回も見ていくうち気づいていくことがあったのは鑑賞する面白さかなと再確認しました。