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生命の庭―8人の現代作家が見つけた小宇宙

生命の庭―8人の現代作家が見つけた小宇宙

東京都庭園美術館|東京都

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人と自然を結ぶもの

生命の庭展。どの作品も心揺さぶる、すばらしいものでした!
作品と作品、作品と旧朝香宮邸の建築が、響き合っていました。
また、館長さんのごあいさつや展覧会案内文も、アートへの愛を
感じました。

以下、作品や案内文、展示されていたすべてをみて、感じて、
日々考えていたテーマと合わせた、考察?文です。


✴︎で区切った中だけを、載せて頂いた方が良いかしれません。

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人と自然を結ぶもの

古来から日本人は「花鳥風月」など、自然の中に美を見出してきた。
バックボーンにあるのは、「人と自然とは溶け合うものだ」という考え方だ。

近代以降の人間という種は日本人に限らず、
自分たちの住む「ホーム」である自然を、壊してきた。
そのバックボーンにあるのは、人間は自然を馴致すべき、という考え方だ。
近代以降日本では、この2つの世界観が共存してきた。

展覧会のはじめにあった、館長さんの「ごあいさつ」の中で、
本展覧会のアーティスト各人は、
自然と人とを結ぶ媒介物へ目を向けた、と述べている。
人間と媒介物を通じた自然との関係は、幸せにも不幸せにもなり得る、と。

媒介物によって自然、スピリットとの関係を築いていた存在として、
アイヌはじめ、世界中の「先住民族」と呼ばれる人たちがいる。

アイヌの人たちは、
祈りを捧げる際に用いる木製のイナウ(神幣)自体を神とする。

媒介物、と呼ばれるものにも神を見出し、敬う。
それは、人間と自然がより良い関係を結び、
幸せを呼ぶための優しい知恵だと思う。

本展示の室内に施された装飾芸術が、
媒介物にひそむ恐ろしい面を緩和しているのと、
かたちは違えど同じ役割を見出すことができる。

アイヌの人たちの自然との関係は、融合と馴致、
どちらにも拠っていなかったとも言える。

本展示のアートは伝統という文脈ではなく、
まさに作家が自身の五感、もしくは五感を超えた六感や七感、といった
チカラを注ぎ、生み出したものだと感じた。

しかしそのチカラは先住民はじめ、地球で生き抜いてきた生命が
ずっと使ってきたチカラだと思う。
邪悪さを含む、始原の芽。

アートの、諸刃の剣である輝きのバランスを取り、
調和を目指すのは作家のみならず、
この展示を体感した私たち自身でもある、と感じる。
世界と美しく交わって生きていく、新しい道を見つけるために。

作家の方々企画の方々のピュアで真摯な情熱と、
野生の星への時を超えた冒険を、多くの人と共有できたことに、感謝。

すばらしい企画を、ありがとうございました。

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私自身、自然と人とを結ぶもの見つけ、バランスの輝きを届けられる
アートを生み出せる人になりたい、と思いました。
すてきな機会を、ほんとうにありがとうございました。

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Audreyさん

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