Ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし
そごう美術館|神奈川県
開催期間: ~
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猫を愛する気持ちが伝わる素晴らしい浮世絵たち
アートアジェンダ様より招待券をいただき、ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし を見に行ってきました。
無類の猫好き・歌川国芳の浮世絵を中心に、猫の役者絵、ネズミ除け、肉筆画、おもちゃ絵まで…!猫が主役の浮世絵版画が147点も見られるとあって、館内は横浜そごう美術館でいまだかつて見たことがないほどの大盛況でした。
国芳はもちろんのことだけど、楽しみにしていた河鍋暁斎、月岡芳年、小林清親の作品が見られたのが嬉しかったです。
それぞれの猫の可愛らしさ・野性的で蠱惑的な表情やしぐさにに魅了され、こんなにも人々を夢中にさせる猫という存在の偉大さを改めて思い知りました。
そして、猫をかわいがる人々の姿が江戸時代から現代まで何も変わっていないということを感じ、猫を通して昔の人々と心が通ったような気持ちにもなりました。
ネズミ除けの猫の絵が発展して、様々なご利益も上乗せされているのも猫をかわいくてありがたい存在ととらえているようでなんだか素敵だし、
役者から町の人々まですべてを猫で擬人化して描いているのも、西洋にはない日本ならではの価値観で、文化としても芸術としても価値のある展示だと思いました。
また、量産品として安価に売られたおもちゃ絵は、どうしても美術的価値という面で劣るためこのような美術展で見る機会が少ないものですが、とても面白く、細かく描きこまれており人を楽しませる工夫が凝らされた作品ばかりで、これらを鑑賞できたことは非常に価値ある体験でした。
浮世絵の立体化作品やフォトブース、会場内にちりばめられた猫トリビアなど、美術館側の工夫も素晴らしく、楽しく鑑賞できるよう心を配ってくださっていてありがたかったです。
ただ、お客の鑑賞マナーがひどく、大きな声で話す人、小さな作品の至近距離で延々立ち話をして他の鑑賞者が作品を見られないようにする二人組、スーツケースや大きなリュックを持っている人、絶叫系くしゃみをずっとしている人など魑魅魍魎が跋扈し私の人生で最も悪い客層の展覧会でした。スタッフさんは10分ごとに「お静かにお願いします!」と声を張り上げていても全く効果がなく気の毒でした。素晴らしい展示なだけに、それが本当に残念でした。
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