特別展 生誕151年からの鹿子木孟郎 ―不倒の油画道―
泉屋博古館|京都府
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鹿子木さんの作品も、美術館からの紅葉風景も素晴らしい
11月下旬に鑑賞しました。鹿子木さんの名前は知っていたものの、彼の画業についてよく知らなかったのですが時系列で作品を見ることが出来大変勉強になりました。多くの方に支援を受けつつも、前向きに写実画制作に臨む様子が伺える作品ばかりでした。特にデッサンが秀逸で彼のモチーフの観察力の高さに感心しました。木炭デッサンによる若き日の裸婦デッサンがどれも美しく、明暗や光の加減を的確に表現されており、自信と実力を海外で一層身につけようと努力されていた様子が伺えます。また、師匠であるフランスのジャンポール ローランスの作品も合わせて展示されており、鹿子木さんが師匠より多くの教えをいただいた様子が作品通じて伝わります。個人的には、加茂の競馬作品がとりわけ美しく、競馬の情景を画面全面豊かな色合いで描かれていました。当時の油絵の具だからか、多少艶は引いていますが、油絵の美しさがとりわけ際立っています。人物画もセオリー通り描かれている様子で、アンダーペインティングが肌の施され、肌の生き生きとした美しさがどの作品にも伺えました。後半ルナメナールの影響を受け、素直な写実表現から一歩踏み込み、単なる写実に身ではない豊かな絵画表現へと踏み出しているように思います。なお、泉屋博古館館内にはベンチなど休憩箇所も多く、そこから見る秋の京都の風景が格別美しいです。静かにゆったりと秋の紅葉を楽しみながら鑑賞することができて有意義な1日を過ごせました。併催している中国の青銅器時代展も貴重な作品の多いことに驚きです。ボランティアガイドの方に色々教えて頂くことができ理解が深まりました。
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