タピオ・ヴィルカラ 世界の果て
東京ステーションギャラリー|東京都
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フィンランドのデザイン
フィンランドのデザイン界で著名なタピオ・ヴィルカラの日本初の展覧会。
入口に一歩足を踏み入れると、そこに展示してあるのは巨大なドア。
タピオ・ヴィルカラのスタジオでもともと使用していた木製の扉は美術品としても見ごたえのあるデザインがなされていた。彼の仕事に対する思いがつたわるような作品に迎えられた展覧会はタピオ・ヴィルカラのデザインの軌跡を学ぶことができる。
彼の作品の素材は、ガラスをはじめ金属や磁器、木材などバリエーションに富んでいる。さらに、紙を用いた切手のデザインも見ることができた。素材と向き合い、どのようにすれば素材の良さを引き出すことができるかという執念が作品から伝わってきた。
自動化された現代では意外に思うかもしれないが、タピオ・ヴィルカラは手仕事にこだわる。また、共同作業の際には、すべての肯定を理解しようと取り組むという姿勢にデザイナーとしてのプライドを感じた。
おそらく、実用性と見た目の両方が使い手に伝わる物を作るにはそれらが大切であると考えていたのではないだろうか。
会場では、タピオ・ヴィルカラが過ごしたフィンランド北部の小屋が紹介されていた。自然豊かな北欧の地で暮らしてこそ、さまざまなアイディアが思い浮かぶのではないかと感じた。
アルヴァ・アアルトやタピオ・ヴィルカラといったフィンランドのデザイン界においてタピオ・ヴィルカラという一人のデザイナーの存在を体感できる貴重な展覧会だった。
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- BY reisefuhrer