この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
“もの”を写すことにとらわれない自由な表現を探究し続けた画家 清川泰次(きよかわたいじ 1919-2000)。その約60年にわたる画業のうち、清川が独自の境地を見出した時期として1970~80年代の20年間が挙げられます。
1940年代に具象画からはじまった清川の絵画は、1950年代の渡米を機に、抽象的な表現へと変化していきました。色彩豊かな、マチエールを意識した色と線と面による表現を経たのち、1970年代になると、白く塗ったカンヴァスに灰色などで細く線を引くスタイルへと展開します。
一見、無機質のようでありながら、あたたかみを感じさせる白や、淡い滲みをともないながら長く、短く、ときに四角形や楕円などのかたちを成す多様な線。これらがリズムをもって調和し、画面上の要素が極限まで簡素化された表現は、清川の目指した絵画のひとつの到達点であったと言えるでしょう。
本展では、熱心な探求を経て獲得された、清川の簡潔な構成美を、その前後の画風の変遷とともに紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年4月1日(金)~2022年9月11日(日) |
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会場 | 世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー Google Map |
住所 | 東京都世田谷区成城2-22-17 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 ただし、祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館 |
観覧料 | 一般 200円(160円) 大高生 150円(120円) 65歳以上/中小生 100円(80円) 障害者の方は100円(80円)、ただし小・中・高・大学生の障害者は無料。証明書を要提示
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TEL | 03-3416-1202 |
URL | http://www.kiyokawataiji-annex.jp/ |
世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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