この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
長らく成城の地に暮らした世田谷ゆかりの画家・清川泰次(1919-2020)。慶應義塾大学経済学部に在学中、独学で油絵を始め、卒業後の1940年代より画家としての活動を開始しました。その約60年にわたる画業において重要な転機となった出来事が、1950年代と60年代に経験した二度の渡米です。
一度目の渡米は、1951年から54年までの三年間でした。初期の清川は具象的な作品を描いていましたが、この渡米を機に、本格的に抽象表現へ移行する決意を固めます。作品からは次第に具象的な形態が消え、線や色面のみで画面が構成されるようになりました。その後、清川はもう一度アメリカで本格的に仕事をしたいと、1963年から66年まで二度目の渡米を果たします。在米中、主に白や黒、グレーを用いて作品を描くようになり、このスタイルは、1970年代から80年代に清川が開拓した、白を基調とする表現へと発展していきました。
本展は、清川の作品に大きな変化をもたらした二度の渡米に着目し、現地で制作された作品をご紹介するものです。アメリカで芸術の新たな方向性を模索していた時期の、画風の変遷をご覧ください。また、清川がシカゴやニューヨークで撮影した写真も併せて展示します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2021年1月5日(火)~2021年3月14日(日)
|
---|---|
会場 | 世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー Google Map |
住所 | 東京都世田谷区成城2-22-17 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
月曜日、(ただし、祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館) 1月11日(月・祝)は開館、1月12日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 200円(160円) 大高生 150円(120円) 65歳以上/中小生 100円(80円) 障害者の方は100円(80円)、ただし小・中・高・大学生の障害者は無料 証明書をご提示のうえ、お申し出ください
|
TEL | 03-3416-1202 |
URL | http://www.kiyokawataiji-annex.jp/ |
世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都世田谷区で開催中の展覧会