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京都府京都市にある、400余年続く樂焼の窯元・樂家に隣接する美術館。樂焼窯元の樂家第14代吉左衛門(樂覚入(かくにゅう))が昭和53年(1978)に開設した。初代・長次郎から当代 15代吉左衞門の作まで樂家歴代の作品を中心に、茶道工芸美術品、関係古文書など樂家に伝わった作品1000点余を収蔵する。運営は、公益財団法人樂美術館
これら樂家伝来の収蔵作品は、450年の永きにわたって、樂家歴代が次代の参考になるよう手本として残してきたもの。樂家の人々はこれらの作品を制作の糧として樂焼の伝統を学び、それぞれ独自な作陶世界を築いてきた。
樂焼は樂家の初代・長次郎が千利休と出会い、利休の侘茶の理想に適う茶碗を焼いたのが始まり。以来樂家では今も変わらぬ手法で、茶道のための焼きものを制作している。年に四回ほど樂焼と茶道美術の企画展を開催。人気の「樂歴代展」では初代から当代までの茶碗が一堂に並び、樂焼の創造の軌跡を感じられる。
ろくろを使わない手捏ねで、一碗ずつ制作されるその手法は同じではあるが、歴代それぞれには作風や個性の違いがあり、それを見比べながらじっくりと鑑賞することができる。茶碗だけでなく、樂焼の花入や香炉なども展示。樂家による作品のほか、樂家と深い関わりのある本阿弥光悦や家元による手捏ねの作品等も所蔵している。
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