企画展 コネクト
2024年3月30日(日)~最終日未定
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石川県能登島ガラス美術館は、石川県七尾市に1991年に開館した美術館である。世界各国の現代ガラス作家の造形作品を中心に400点近くの作品を収蔵している。古今東西のガラス作品を紹介する企画展を開催するほか、ガラスを身近に楽しめるワークショップも開催している。
また、庭園には、ガラス彫刻作品がある洋風庭園と、枯山水の和風庭園があり、対照的な2つの庭園には、洋と和が出会う場=東西の文化交流の場という意味が込められている。洋風庭園内には、13点のガラス彫刻作品が設置されている。
主な収蔵品に、ピカソやシャガール、ジャン・コクトーなど20世紀の芸術家たちの案をもとに、ヴェネチアのガラス工房で作られた造形、中国清朝時代のガラス工芸、スペインの作家サルバドール・ダリとフランスのドーム社との共同制作による造形、その他、国内外で活躍する現代作家によるガラスアートなどがある。
石川県能登島ガラス美術館の建物は、北海道釧路市出身の建築家 故 毛綱毅曠(もづな きこう)によるもので、毛綱は、ヒトが宇宙や自然と共生できると考え、風水的な建築を設計した建築家である。東洋思想をイメージ化した独創的なデザインは、建築界・美術界に大きな影響を与えた。
石川県能登島ガラス美術館の建築のコンセプトは、「四神相応」(東は青龍、西は白虎、南は朱雀、北は玄武の四つの神様を配する、風水で最高の吉相と言われる地相のこと。四神がいる土地に住むと、一族が長く繁栄すると考えられている)とし、平安京の造営の際に取り入れられていたこの思想をもとにして、美術館の各棟はそれぞれの神様を基にデザインされている。また、ガラスの廊下には、漆塗りの黒い手すりが施されるなど、石川県の伝統産業を美術館の装飾に取り入れている。
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