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美術手帖2025年7月号特集岡﨑乾二郎より

「「世界は終わった、造形は終わった、美術は終わった」みたいな言説が当たり前のように語られてきたけれども、終わったなんていうのは全部嘘、議論のための都合にすぎない、と言いたくて、そうした議論が振り落としてきた作品について文章を書いてきました。」

「ミケランジェロにしても、モネにしてもマティス、ロスコにしても晩年なんらかの集大成の仕事をしているけれども、本人たちはうまくいっていない、まだまだできたと思っていたと思います。エベレスト登頂のように、技術、精神的な体勢が整って、その目標がはっきり見えてくる段階にならないと目指せない。けれど目指せる段階には、年を取り心身はもう万全でない。」

「抽象も具象もない、それが世界像です。」

岡﨑乾二郎インタビューより

「アーティストは、たとえ誰にも気づかれなくても、あるいは何を言われても、自分のやりたいことを貫く」

檜皮一彦インタビューより

「シェラルドは、自身をロバート・ヘンライ、エドワード・ホッパー、アリス・ニール、アンドリュー・ワイエスといった作家に代表される「アメリカン・リアリズム」の系譜に位置づけている。日常の風景や人々を切り取りながら、アメリカという国の輪郭を探ろうとした彼らの試みを、シェラルドは引き継いでいる。」

(展覧会タイトル「アメリカン・サブライム」)「「サブライム(崇高さ)」という言葉は、19世紀半ばに興った、アメリカの芸術運動「ハドソン・リバー派」のトマス・コール、フレデリック・チャーチ、ジョン・ケンセット、アルバート・ピアスタットといった画家たちの作風を連想させる。彼らは、アメリカの風景と、その中で自然と人が平衡し共存する様子を、壮大なスケールで写実的に描写した。彼らの絵は、風景を理想化することで、アメリカの「偉大な自然」を神格化する役目を果たし、多大な人気を得た。

 同作品(真夏の午後の夢)は現代の新しいサブライムのありようを提示しているように見える。それは「人種」という縛りと軋轢から完全に解放され、穏やかに自分自身でいられることの尊さだ。ありふれた光景に見えながらも、どこか現実離れしたこの絵から、かすかに感じる違和感によって、この国を「分断」するものに対する意識を喚起される。」

ニューヨーク「エイミー・シェラルド:アメリカン・サブライム」展、ホイットニー美術館、國上直子、より

https://bijutsutecho.com/magazine/series/s56/31283

「「ヴァギナル・デイヴィス」を知っているだろうか。1960〜70年代のアメリカにおける黒人解放運動の象徴的存在であり、マルクス主義者でフェミニストとしても精力的に活動を続けるアンジェラ・デイヴィスと、女性の象徴(ヴァギナ)を組み合わせた名前を持つアーティスト。」

「オズといえばミュージカル仕立てで撮影された映画のほうが有名で、1900年に出版された童話を読んだことがある人は少ないかもしれない。が、じつは作者のライマン・フランク・ボームは女性参政権運動をしていた妻とその母、マチルダ・ジョンスリン・ゲイジの影響を受け、フェミニズム運動にも傾倒していた。「オズの魔法使い」は、そのサブリミナル的な政治的なメッセージと革命的なストーリーテリングにより、長らくクィアの読者のインスピレーション源となっていたのだという。」

ベルリン、河内秀子、より

「環太平洋地域のつながり、アメリカ本土との距離感、そして商業主義への抵抗を意識させるタイトルやキュレーションを採用した今回のトリエンナーレへの参加は、私にとっても意義深いものだった。何より、居心地の良さを感じた。しかし、アメリカ本土からやってきたライターの記事を読むと、自分は部外者だった、との指摘があった。私はそこに、中心と周辺の対比だけでは語れない複雑なニュアンスを読み取った。」

ハワイ・トリエンナーレ2025、ミヤギフトシより

「まず初めに、アンカレッジは明確に先住民であるデナイテ・アサバスカンたちの土地であり、筆者の訪問を受け入れてくれたことに謝意を表したい。また、アラスカのすべての先住民にも、そこを訪ね、学ぶ機会を与えてくれたことに敬意と感謝を申し上げる。」

アンカレッジ、大下裕司より


「韓国アーティストの平均年間所得が1055万ウォン(約106万円)であることが判明」

monthly art、2025年3月より

美術手帖2025年7月号特集岡﨑乾二郎より


プロフィール

松山賢
岩手県御所野遺跡近くで生まれる。
湯舟沢遺跡すぐ横で育つ。
横浜市三殿台遺跡そばに在住。
京都で日本画制作を経て、
土器、人形、彫刻をつくりはじめる。
最近は油彩画、野焼きの陶彫を制作、発表している。
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