4.0
浦島以外は 初体験
不勉強にて山本芳翠が、明治期こんなに明治政府の重鎮と懇意で、宮中に納める絵まで描いていた画家とは知りませんでした。
以前岐阜県美術館を訪れたとき、多分コレクション展かでこの絵を見ました。でもルドンばかりを見ていた私は、女性の髪飾りや腕飾りの光沢の表現は素晴らしいと思いつつ
変な絵ぐらいの認識でした。
今回ルドンと同時期開催というので、せっかく岐阜まで行ったから一緒に見て帰ろうと芳翠展も見ました。
感想はまず、女性の肌を何と素晴らしく表現するのかと・・・そしてもう一つは従軍画家という側面。芳翠に限らず この時代の画家は従軍画家という背負わなければならない重荷があったということに何ともいえない思いを持ちました。