この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
細江光洋(ほそえこうよう)は飛驒を代表する写真家です。1920(大正9)年に高山市上一之町に生まれ、新聞記者を経て独立、写真館を営む傍ら、国際写真サロンや多数のコンテストに力作を出品し、受賞を重ねました。
その後、1953(昭和27)年に刊行された岩波写真文庫『飛驒・高山』(岩波書店)の写真家の一人として知られるようになり、以降、日本の故郷飛驒高山のイメージを決定づける多くの写真を、アサヒグラフ等の雑誌や観光ポスター等で紹介していきました。国内でも、国画会、日本写真協会、二科展で受賞、また、地域文化への貢献から、高山市文化功績賞、岐阜県芸術文化顕彰等を受賞しました。
細江は、飛驒で生きる写真家として、飛驒を内側から視て撮り続けることを使命として貫き、飛驒地方の暮らしや風土を精力的に記録し続けました。特に白川村加須良の合掌集落が集団離村するまでを追い続けた写真群などは、写真という表現媒体を通して次世代へと繋いでいく記憶として、過ぎた月日をリアルに知ることができる貴重な文化財といえるでしょう。
本展覧会は、没後20年という節目の年に、細江光洋の仕事の全貌を振り 返るものです。白川郷がユネスコ世界遺産となるきっかけとなった写真から、後世に遺していかなければならないと記録し続けた飛驒の日常、晩年に取り組んだ円空仏の写真まで、80点を超える作品と資料によって紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年7月1日(土)~2023年9月3日(日) |
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会場 | 岐阜県美術館 Google Map |
展示室 | 展示室2 |
住所 | 岐阜県岐阜市宇佐4-1-22 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 祝・休日の場合はその翌平日 |
観覧料 | 一般 340円(280円) 大学生 220円(160円) 高校生以下 無料
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TEL | 058-271-1313 |
URL | https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/ |
岐阜県美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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