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愛と安らぎと無邪気な遊び心に、有田泰而氏の美意識が浸透している
写真家・画家として創作の喜びに生きた有田泰而氏の代表作、『カメラ毎日』誌上に発表された「First Born」シリーズを中心に、ポートレート、スナップ、パフォーマンスの要素が重なる氏の家族写真約20点が厳選展示されています。撮る側と撮られる側双方の、天真爛漫な遊び心に満ちた、素と演出とが自然にまじりあう、その瞬間を楽しんでいる双方の姿が、50年の時を経ながらも、みずみずしさも存在感もそのままに、フジフイルム スクエア 写真歴史博物館の壁一面に並んでいます。また有田氏が生前に構想を記し、弟子の上田義彦氏がこの写真集制作の参考にした貴重なノートも展示されていました。そして妻ジェシカさんの『カメラ毎日』1974年5月号で「First Born」によせた言葉がありました。「このシリーズはわたしたちふたりにとってたいへん貴重な経験です。お互いのコミュニケーションがよくいっているときには、ほんとにいい写真ができる。しかし問題はどんな写真ができたか、というだけにとどまりません。これはそのままわたしたちの人生(生活)に対する問いかけのようなものでもあります。」この問いの答えはどうだったのかな?コーエン君は今どうしているのかな??
お隣のフジフイルム スクエア 企画写真展スペースでは、「夜空にかがやく星々の記憶~星空写真の世界へようこそ!~」と言う展覧会をやっていました。二か月くらい前に横浜そごうさんで「KAGAYA星空の世界―天空の贈り物」を観たので、また奇麗な星空をちょっと見て行こうかと思いましたが、確かにきれいな星空の写真なのですが、また著名写真家による国内外の星空絶景やドラマチックな場面の写真も、在るにはあるのですが、多くの写真には星座の絵が重ねられていました。そうです夏休みです。子供さん方のお勉強や自由研究にはとても役立つイベントです。夜空の星を通して、星の誕生や、その正体など、星に関する基礎知識が学べる。星座や星にまつわる神話などの雑学も交えながら星空の魅力を伝える。気軽にできる星空の観察や撮影方法などを紹介する。最新の宇宙望遠鏡で捉えた星の姿を展示するなど、科学技術の進歩も実感できる。著名な写真家によるドラマチックな星空絶景写真も展示し、星空がもっと楽しくなる。などの見どころ魅力が満載の写真展です。お年ごろの子供さんたちには、凄い企画だと思います。何より無料ですし六本… Read More