有田泰而(ありたたいじ)「First Born」
― 家族と遊ぶ時間(とき) ―

FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)

  • 開催期間:2024年5月23日(木)~2024年8月28日(水)
  • クリップ数:9 件
  • 感想・評価:1 件
有田泰而「First Born」 ― 家族と遊ぶ時間 ― FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-1
有田泰而「First Born」 ― 家族と遊ぶ時間 ― FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-2
有田泰而「First Born」 ― 家族と遊ぶ時間 ― FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-3
有田泰而「First Born」 ― 家族と遊ぶ時間 ― FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-4
FIRST BORN 3 July, 1973
© Taiji Arita
FIRST BORN 4 August, 1973
© Taiji Arita
JESSICA February, 1969
© Taiji Arita
ジェスと能登の旅 October, 1972
© Taiji Arita
有田泰而「First Born」 ― 家族と遊ぶ時間 ― FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-1
有田泰而「First Born」 ― 家族と遊ぶ時間 ― FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-1
有田泰而「First Born」 ― 家族と遊ぶ時間 ― FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-1
有田泰而「First Born」 ― 家族と遊ぶ時間 ― FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

広告写真家として活躍する傍ら、自らの美意識に忠実な創作に取り組んだ有田泰而(ありたたいじ)。1960年代後半から70年代半ば、彼が当時の妻ジェシカと第一子コーエンを撮影した写真の数々は、普遍的な愛や安らぎにとどまらない、撮る側と撮られる側、双方の無邪気な遊び心に満ちあふれています。

その一連の作品は、編集者山岸章二によって見いだされ、1973年から1974年、『カメラ毎日』誌上で「First Born」シリーズとして発表されます。同誌には、シリーズの前身と言える妊娠中のジェシカの写真、家族の後日の姿を収めた写真も掲載されました。しかし、その後それらの作品が発表されることは長らくありませんでした。

再び日の目を見るのは2012年、有田がアメリカで亡くなった翌年のことです。若き日に「First Born」シリーズに憧れて有田の門を叩き師事した写真家上田義彦が、生前に有田が構想したノートをもとに、2か月近い格闘の末、印画紙に定着させました。30年の時を経た師弟の邂逅は、『カメラ毎日』誌上で発表された「幻の傑作」から新たにセレクトし75点を収めた写真集『First Born』と、同名の展覧会として結実します。

素の振る舞いと演出が混じる「遊戯」により、ポートレート、スナップ、パフォーマンスの要素が重なる有田泰而の家族写真。その瑞々しさと際立つ存在感は、「家族と遊ぶ時間(とき)」が有田、妻、子の自由の発露となっていたからかもしれません。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年5月23日(木)~2024年8月28日(水)
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) Google Map
住所 東京都港区赤坂9-7-3
時間
  • 10:00〜19:00
    (最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)
休館日 会期中無休 
観覧料 無料
TEL03-6271-3350
URLhttps://fujifilmsquare.jp/exhibition/240523_05.html

FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

愛と安らぎと無邪気な遊び心に、有田泰而氏の美意識が浸透している

写真家・画家として創作の喜びに生きた有田泰而氏の代表作、『カメラ毎日』誌上に発表された「First Born」シリーズを中心に、ポートレート、スナップ、パフォーマンスの要素が重なる氏の家族写真約20点が厳選展示されています。撮る側と撮られる側双方の、天真爛漫な遊び心に満ちた、素と演出とが自然にまじりあう、その瞬間を楽しんでいる双方の姿が、50年の時を経ながらも、みずみずしさも存在感もそのままに、フジフイルム スクエア 写真歴史博物館の壁一面に並んでいます。また有田氏が生前に構想を記し、弟子の上田義彦氏がこの写真集制作の参考にした貴重なノートも展示されていました。そして妻ジェシカさんの『カメラ毎日』1974年5月号で「First Born」によせた言葉がありました。「このシリーズはわたしたちふたりにとってたいへん貴重な経験です。お互いのコミュニケーションがよくいっているときには、ほんとにいい写真ができる。しかし問題はどんな写真ができたか、というだけにとどまりません。これはそのままわたしたちの人生(生活)に対する問いかけのようなものでもあります。」この問いの答えはどうだったのかな?コーエン君は今どうしているのかな??
お隣のフジフイルム スクエア 企画写真展スペースでは、「夜空にかがやく星々の記憶~星空写真の世界へようこそ!~」と言う展覧会をやっていました。二か月くらい前に横浜そごうさんで「KAGAYA星空の世界―天空の贈り物」を観たので、また奇麗な星空をちょっと見て行こうかと思いましたが、確かにきれいな星空の写真なのですが、また著名写真家による国内外の星空絶景やドラマチックな場面の写真も、在るにはあるのですが、多くの写真には星座の絵が重ねられていました。そうです夏休みです。子供さん方のお勉強や自由研究にはとても役立つイベントです。夜空の星を通して、星の誕生や、その正体など、星に関する基礎知識が学べる。星座や星にまつわる神話などの雑学も交えながら星空の魅力を伝える。気軽にできる星空の観察や撮影方法などを紹介する。最新の宇宙望遠鏡で捉えた星の姿を展示するなど、科学技術の進歩も実感できる。著名な写真家によるドラマチックな星空絶景写真も展示し、星空がもっと楽しくなる。などの見どころ魅力が満載の写真展です。お年ごろの子供さんたちには、凄い企画だと思います。何より無料ですし六本… Read More

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出展作品・関連画像IMAGES

FIRST BORN 3 July, 1973
© Taiji Arita

FIRST BORN 4 August, 1973
© Taiji Arita

JESSICA February, 1969
© Taiji Arita

ジェスと能登の旅 October, 1972
© Taiji Arita

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