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変なものばかり、違和感ワンダーランドへようこそ!
橿尾正次さんの「さかだちカナエちゃん」中国の三本足の器をひっくりかえした作品、それに気づいたとき、アハ体験できました。それにしても器のイメージよりはるかに大きなものだったため、気づくまでに時間がかかり、おちゃめなタイトルにも納得しました。
また、建畠覚造さんのブロンズ像「貌2」は、で顔のかたちに見える場所があるかと360°見渡しましたが、どこにも顔らしきものがなく、寄生獣のミギーのような有機体にしか見ませんでした。
テレビの特集で知った菊畑茂久馬さんについて、戦争画のイメージが強かったのですが、こんなにたくさんオブジェを作成していたとは知らず、また、そんなイメージで作ったのか、頭の中が???となるものも多く、菊畑さんの印象が一変しました。猪熊弦一郎さんのようなオブジェを見る多様性な見方を感じました。
一緒に見に来ていた息子は、岡本信治郎さんの版画集「〈ベティ・ブープの国〉 5.ポパイの手」が一番良かったと言っていました。そういえば、小さいときポパイのアニメをよく見ていたことを思い出し、過去の記憶、当時好きだったイメージを見つけると強く印象に残ることを再確認しました。