4.0
常設展も充実してきました。無料なのが嬉しい
近代日本画、仏画、仏像等々収蔵品が充実してきたので、特集、常設展示併せかなりたのしめるようになってきました。運慶仏、醍醐寺ゆかりの平安仏、特大涅槃図に鎌倉、室町時代の仏画の優品が真新しい展示室に展示されております。3階にはパネルで詳細な展示解説、ラウンジも良い雰囲気でした。
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『法華経』観世音菩薩普門品では、観音は衆生の「音声を観て」皆に解脱を得させたといいます。「音を観る」ことができる、「観音」とはその神通力を象徴した名をもつ菩薩です。
本展では、六観音のうち十一面観音の彫刻と、聖観音、千手観音、准胝観音、如意輪観音の絵画を展示します。このうち、如意輪観音の画像は2点。ひとつは繊細で優美な表現が特徴で、金泥(きんでい)と切金(きりかね)が用いられた鎌倉時代の優品です。もうひとつは向って左下に訶梨帝母(かりていも)を描いた珍しい作品です。
観音は如来の脇侍(きょうじ)として配される場合もあり、その作例も並べました。また、観音がまったく異なった姿に変化する三十三応現身(おうげんしん)も生み出されました。本展ではそのひとつである梵王身(ぼんのうしん)の彫刻を展示します。
会期 | 2024年4月24日(水)~2024年9月1日(日) |
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会場 |
半蔵門ミュージアム
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住所 | 東京都千代田区一番町25 |
時間 | 10:00~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 | 月曜日 火曜日 |
観覧料 | 無料 |
TEL | 03-3263-1752 |
URL | https://www.hanzomonmuseum.jp/ |
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近代日本画、仏画、仏像等々収蔵品が充実してきたので、特集、常設展示併せかなりたのしめるようになってきました。運慶仏、醍醐寺ゆかりの平安仏、特大涅槃図に鎌倉、室町時代の仏画の優品が真新しい展示室に展示されております。3階にはパネルで詳細な展示解説、ラウンジも良い雰囲気でした。
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今年は府中の「ほとけの国の美術」、トーハクの「法然と極楽浄土」と仏画を見る機会が続いているので、同じタイトルの作品を見比べて楽しんでいます。
まずは常設展示の「仏涅槃図」。
見るのは2度目なんですが、サイズが大きくて(縦3.7m、横2.5m)、発色が綺麗で、
絵柄が可愛らしくて、本当に大好き!
久しぶりに見たので係りの方に聞いたら、曼荼羅図と交互に展示しているけど昨年は展示がなかったとのこと。見られてラッキー!
パネル解説もあるので、描かれている人物や動物がよくわかって楽しい。
そして特集展示は、どれもこれも見応えあり。
「准胝観音菩薩像」菩薩を蓮の台座ごと支える二体の龍王の健闘ぶりが伝わってくる。
冠に付いた龍も龍王を応援しているように見えて可愛らしい。
「如意輪観音菩薩像」菩薩の頭上に描かれた天蓋に催眠効果があるように思えてしまうリラックスしたお顔が印象的。
「阿弥陀三尊像(善光寺式)」背景の表現が珍しい作品。光背のふちに瑞雲のような
模様を配し、阿弥陀仏の周りにはアールヌーボー風の蔓みたいな飾りが…。ツッコミどころ満載の光背です。
「阿弥陀聖衆来迎図」来迎図の菩薩は黄色の衣を着ていることが多いけど、こちらは赤と緑を基調とした衣なので、賑やかさが一段アップした感じ。
見れば見るほど発見があって、ついつい長居しちゃいました。
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准胝観音菩薩像 室町時代 14~15世紀
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阿弥陀聖衆来迎図 室町時代 15世紀
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仏涅槃図 江戸時代 17世紀
仏涅槃図(部分) 江戸時代 17世紀