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「行旅死亡人」という言葉
はじめて知りました。データベースで地元を検索すると、数件ヒットし、自分の知らないところで、誰かかもわからない人が亡くなっている、こんな悲しいことはないと感じました。想像の域は出ないが、文字情報から姿を創出する作品は、決して現実ではない姿だが、それに近づこうと努力する木原さんの思いも重なってリアルを感じました。オープニングのアーティストトークで作家本人の話を聞けて、本当に良かったです。若い作家を応援しようと思う展覧会でした。
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写真を学び、場所と身体性の関係をテーマに制作してきた木原は、氏名や戸籍等が判明せず、遺体の引き取り手が存在しない「行旅死亡人(こうりょしぼうにん)」に着目し、人間の存在の曖昧さを問いかける作品を作ってきました。
本展では、アニメ等の「聖地巡礼」から着想した新作を発表します。もともと宗教上の聖地の参拝を指す「聖地巡礼」ですが、今日ではアニメの舞台となった場所をファンが巡ることも意味します。木原は、アニメのキャラクターが作中で「存在」した特定の土地を実際に訪れ、架空の存在と実世界の境界を揺るがす表現を試みます。
◆ 木原結花(きはらゆいか)
1995 年、大阪府生まれ。2019年、大阪芸術大学大学院芸術研究科 博士課程前期修了。主な展覧会に、「DAZZLER」(京都芸術センター、京都、2022年)、 「あざみ野フォト・アニュアル とどまってみえるもの」(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2021年)、 「ベルファスト・フォトフェスティバル」(ベルファスト市内、イギリス、2019年)、「写真的曖昧」 (金沢アートグミ、石川、2018年)、「A-Lab Artist Gate 2017」(あまらぶアートラボ、兵庫、2017年)、「第15回写真『1_WALL』ファイナリスト展」(ガーディアンガーデン、東京、2016年)などがある。
会期 | 2024年1月27日(土)~2024年2月25日(日) |
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会場 | 大阪中之島美術館 Google Map |
展示室 | 2階多目的スペース |
住所 | 大阪府大阪市北区中之島4-3-1 |
時間 |
10:00~17:00
|
休館日 |
月曜日 ※2月12日は開館 |
観覧料 | 無料 |
TEL | 大阪市総合コールセンター(なにわコール) 06-4301-7285(8:00~21:00) |
URL | https://nakka-art.jp/exhibition-post/osaka-directory-dir6/ |
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はじめて知りました。データベースで地元を検索すると、数件ヒットし、自分の知らないところで、誰かかもわからない人が亡くなっている、こんな悲しいことはないと感じました。想像の域は出ないが、文字情報から姿を創出する作品は、決して現実ではない姿だが、それに近づこうと努力する木原さんの思いも重なってリアルを感じました。オープニングのアーティストトークで作家本人の話を聞けて、本当に良かったです。若い作家を応援しようと思う展覧会でした。
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