あべのハルカス美術館開館10周年記念
広重 ―摺の極―

あべのハルカス美術館

  • 開催期間:2024年7月6日(土)~2024年9月1日(日)
  • クリップ数:42 件
  • 感想・評価:1 件
あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重 ―摺の極― あべのハルカス美術館-1
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東海道五拾三次之内(保永堂版) 箱根 横大判錦絵 ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
©Fundacja Jerzego Leskowicza ©Michal Grychowski (AMG)
東海道五拾三次之内(保永堂版) 蒲原 横大判錦絵 ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
©Fundacja Jerzego Leskowicza ©Michal Grychowski (AMG)
東海道五拾三次之内(保永堂版) 庄野 横大判錦絵 ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
©Fundacja Jerzego Leskowicza ©Michal Grychowski (AMG)
名所江戸百景 大はしあたけの夕立(舟二艘) 大判錦絵 個人蔵
名所江戸百景 深川洲崎十万坪 大判錦絵 ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
©Fundacja Jerzego Leskowicza ©Michal Grychowski (AMG)
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

広重は、北斎とともに浮世絵版画の世界に風景画と花鳥画のジャンルを確立したことで高い評価を得ています。国民的な浮世絵師ともいえる知名度と人気を誇る広重ですが、大規模かつ総合的な展覧会は近年開催されていません。

そこで、初期から晩年までの画業を総覧し、広重作品のすばらしさを再確認する機会とするとともに、あまり知られていない魅力的な作品を紹介し、広重のトータルなイメージを再構築します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年7月6日(土)~2024年9月1日(日)
  • ※会期中、展示替えがあります
    前期 7月6日(土)~8月4日(日)
    後期 8月6日(火)~9月1日(日)(予定)
会場 あべのハルカス美術館 Google Map
住所 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
時間
  • 火~金 10:00~20:00
    月土日祝 18:00まで
    ※入館は閉館30分前まで
休館日 8月5日(月)
観覧料 一般 1,900円(1,700円)
大高生 1,500円(1,300円)
中小生 500円(300円)
  • ※( )内は前売、15名以上の団体料金
    ※前売券は4月27日(土)~7月5日(金)までプレイガイドなどで販売
    ※障がい者手帳をお持ちの方は、美術館チケットカウンターで購入されたご本人と付き添いの方1名まで当日料金の半額
TEL06-4399-9050
URLhttps://www.aham.jp/exhibition/future/hiroshige/

あべのハルカス美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

あべのハルカス美術館 あべのハルカス美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

広重、新発見!

私はNHKプラスのヘビーユーザーなんですが、このところ広重推しの番組がやたら多くて…。片っ端から見ているうちに、「あべのハルカス、20時までやってるじゃん!」と気づいて、遠征の最後にねじ込みました。

「広重=東海道五十三次」のイメージしかなかったので、シリーズものを多く刊行していたのに驚きました。面白い作品がたくさんあるのに、東海道五十三次しか教科書に載ってないのがもったいない!
おかげで、多くの展示作品に新しい気持ちで向き合うことになりましたよ。

気になった作品はいろいろありました。
まずは一文字ぼかしが面白かったのが2点。
「本朝名所 駿州富士川渡船之図」は一文字ぼかしが黄色!黄色のばかしは初めて見たけど、奇を衒った構図の絵でもないのに不風景と色が思議と調和してる。これは摺師さんの手柄かもしれない。
「東海道五十三次之内 原 朝之富士」は赤の一文字ぼかしを富士山が突き破る構図。ぼかしの意味ないじゃんと思いながら、ルール破りの面白さがありました。

国芳っぽいと思ったのも2点。
「酒吞童子」は酒吞童子とその眷属の衣や体に幾何学模様を施している。一色で摺ればいいのに、細部へのこだわりが感じられます。
「平清盛怪異を見る図」は庭の木に積もった雪を骸骨に見立てて清盛を脅かしているのが面白い。枝の細い部分まで丁寧に骸骨の形に描かれています。

他にも、橋の下に月が見える「甲陽猿橋之図」とか、不思議な着物を着ている「江戸名所四季の眺 高輪月の景」とか、初めて見るものばかりで、ついつい長居をしてしまいました。

そして、なんといっても初摺の発色が美しい。色も線もぼけた感じがまったくない!肉筆画のような状態のものを見てしまうと、これから他の場所で見る作品に満足できなくなりそうでコワいですね。
実際、この展覧会を見た3日後に都内で「名所江戸百景 深川洲崎十万坪」を見たんですが、まったくの別物!悲しいやら、うれしいやら。

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morinousagisanさん

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東海道五拾三次之内(保永堂版) 箱根 横大判錦絵 ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
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東海道五拾三次之内(保永堂版) 蒲原 横大判錦絵 ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
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東海道五拾三次之内(保永堂版) 庄野 横大判錦絵 ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
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名所江戸百景 大はしあたけの夕立(舟二艘) 大判錦絵 個人蔵

名所江戸百景 深川洲崎十万坪 大判錦絵 ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
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