5.0
後期に観覧
作品数は膨大で、色彩も美しいまま、最近刷られたような色味でした。海外で良い状態で大切にされていたものだと思います。子供の頃にお茶漬けの付録として馴染んだものがたくさんありました。緊張感のある大胆な構図がかっこよかったです。
同行の友人と、素晴らしいものが観れたと大興奮でした。
大変な混雑ということで、8時まで開催の会場に4時頃行ったのですが、超満員の状態でした。会場を出るまで人の混雑は変わらなかったです。
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広重は、北斎とともに浮世絵版画の世界に風景画と花鳥画のジャンルを確立したことで高い評価を得ています。国民的な浮世絵師ともいえる知名度と人気を誇る広重ですが、大規模かつ総合的な展覧会は近年開催されていません。
そこで、初期から晩年までの画業を総覧し、広重作品のすばらしさを再確認する機会とするとともに、あまり知られていない魅力的な作品を紹介し、広重のトータルなイメージを再構築します。
会期 |
2024年7月6日(土)~2024年9月1日(日)
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会場 | あべのハルカス美術館 Google Map |
住所 | 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階 |
時間 |
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休館日 | 8月5日(月) |
観覧料 | 一般 1,900円(1,700円) 大高生 1,500円(1,300円) 中小生 500円(300円)
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TEL | 06-4399-9050 |
URL | https://www.aham.jp/exhibition/future/hiroshige/ |
5.0
作品数は膨大で、色彩も美しいまま、最近刷られたような色味でした。海外で良い状態で大切にされていたものだと思います。子供の頃にお茶漬けの付録として馴染んだものがたくさんありました。緊張感のある大胆な構図がかっこよかったです。
同行の友人と、素晴らしいものが観れたと大興奮でした。
大変な混雑ということで、8時まで開催の会場に4時頃行ったのですが、超満員の状態でした。会場を出るまで人の混雑は変わらなかったです。
5.0
あべのハルカス美術館、いつも混んでいますが平日なのにやはりこの日も大混雑でした。なじみの東海道五十三次の中からえらばれし数点、見事です。昔お茶漬けの懸賞で当てた53枚のカードを思い出しました。あれは小さかったけれど、版画はちゃんと大きなサイズで見ることが出来てとても満足(当たり前ですが・・・)。見たかった江戸八景も間近で時間をかけてじっくり見入っていました。本当に8枚揃っているかUターンして何度も見てしまいました。そして先日NHKで再放送されていた広重のドラマともリンクして感動がよみがえりました。大きな空と海と山を描いた広重の思い、そして私の好きな広重の雨。肉筆画も数点見ることが出来て感無量でした。
4.0
歌川広重の作品が数多く展示されており、非常に見応えのある展覧会でした。
作品とほぼゼロ距離で鑑賞することが可能で、文字のかすれなどもしっかりと確認することができました。
また、自由に見まわることができ、特に見る順番などは指定されておらず利用しやすいと感じました。
解説は有料ではありますが、専用窓口が設置されており、利用しやすい環境が作られていたと思います。
他の方のレビューにもありますように、とにかく人が多かったです。開催期間後半に訪れたことも若干影響はしていそうですが、すべての作品をゆっくりと見る余裕はありませんでした。
特に、解説を聞きながら順番を守って鑑賞したい方と自由に見たい方、途中で席で休憩したい方などが入り交じり、鑑賞中に肩や背中を押されることもしばしばありました。
歩けないほどの混み具合ではありませんでしたが、作品の前で10秒以上は立ち止まる事が難しいことも多々ありました。
年齢層は、高齢者の方々が多い印象を受けました。
また、鑑賞後はすぐお土産売り場であり、見やすい導線でした。
上記のことを踏まえても、一つ一つの作品について詳しく知ることが出来た良い展覧会でした。
5.0
後期の展覧会に行って来ました。
平日の10時に入ったにも関わらず、中は人・人・人!!
こんなに人気の展覧会は初めてなぐらい、とんでもない人集りでした。
更に驚いたのは、膨大な展示数!!
第1章から第5章で構成され、
肉筆画や写真を撮っていいエリアもあり、3段階で出来上がる版画や、広重が描くブルーが特に印象的でした。
こんなに素敵なら、前期も行っておけば良かったと後悔しました。
開催期間はあと僅かですが、浮世絵に興味のある方なら満足できる展覧会だと思います!!
4.0
日曜日の午後、ものすごい人で、ゆっくり鑑賞するのが難しい環境でした。美術館側も16時以降が空いていることを推奨していました。
前回も講演会前後にあわせて、鑑賞しようと思ったら、講演会後の再入場は基本お断りしていますとの事、、、ルールが変わったのか。。申し訳なさそうに、時間的にすべて見れなかった場合は、再度受付に来てくださいとの事で、再入場チケットを頂きました。
講演会テーマだった、337「甲府道祖神祭幕絵 東都名所目黒不動之瀧」を見てから講演会に臨もうとしたら、なかなか見つからず、スタッフに聞いても、わからず、調べてもらった結果、ナンバーは最後でしたが、途中のガラスケース上段に展示されていました。講演会内容も知らないことばかりで大変に勉強になりました。邪気の侵入を防ぐ目的でかかげられた幕絵は、陣幕の作法に則っとって作られていて、見張り穴が開いていることを知り(決められた位置ではないみたいですが)、改めて本物を見て確認することができました。
41.本朝名所「相州七里ケ浜」の波の表現が薄っぺらい感じ、51.江戸名所之内「両国花火」の花火がすごい表現、203.名所江戸百景「御伯河岸」の夜鷹の顔が何かをたくらんでる感じがおもしろい!
チラシにもあった「世界でこれ1枚のみ現存」している251.「月に秋草」、改めて万葉集にある山上憶良のうたから秋の七草を学び、おもわず団扇も買ってしまいました。
これだけ充実した広重をまとめて鑑賞できる機会はないので、後期も見に行きたいと思います。
4.0
私はNHKプラスのヘビーユーザーなんですが、このところ広重推しの番組がやたら多くて…。片っ端から見ているうちに、「あべのハルカス、20時までやってるじゃん!」と気づいて、遠征の最後にねじ込みました。
「広重=東海道五十三次」のイメージしかなかったので、シリーズものを多く刊行していたのに驚きました。面白い作品がたくさんあるのに、東海道五十三次しか教科書に載ってないのがもったいない!
おかげで、多くの展示作品に新しい気持ちで向き合うことになりましたよ。
気になった作品はいろいろありました。
まずは一文字ぼかしが面白かったのが2点。
「本朝名所 駿州富士川渡船之図」は一文字ぼかしが黄色!黄色のばかしは初めて見たけど、奇を衒った構図の絵でもないのに不風景と色が思議と調和してる。これは摺師さんの手柄かもしれない。
「東海道五十三次之内 原 朝之富士」は赤の一文字ぼかしを富士山が突き破る構図。ぼかしの意味ないじゃんと思いながら、ルール破りの面白さがありました。
国芳っぽいと思ったのも2点。
「酒吞童子」は酒吞童子とその眷属の衣や体に幾何学模様を施している。一色で摺ればいいのに、細部へのこだわりが感じられます。
「平清盛怪異を見る図」は庭の木に積もった雪を骸骨に見立てて清盛を脅かしているのが面白い。枝の細い部分まで丁寧に骸骨の形に描かれています。
他にも、橋の下に月が見える「甲陽猿橋之図」とか、不思議な着物を着ている「江戸名所四季の眺 高輪月の景」とか、初めて見るものばかりで、ついつい長居をしてしまいました。
そして、なんといっても初摺の発色が美しい。色も線もぼけた感じがまったくない!肉筆画のような状態のものを見てしまうと、これから他の場所で見る作品に満足できなくなりそうでコワいですね。
実際、この展覧会を見た3日後に都内で「名所江戸百景 深川洲崎十万坪」を見たんですが、まったくの別物!悲しいやら、うれしいやら。
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