4.0
楽しかった! 凄かった! レプリカでも、レプリカだからこそ!!
角川武蔵野ミュージアムさん。初めて行かせて頂きました。東所沢はとても遠いので一度も下りたことのない駅です。駅から資料のルートに従って行くと、大きなとても異様な建物が見えて来ました。これもかの隈研吾氏の建築だとか。しばし建物ウオッチングを楽しみました。円形競技場の観客席の様な、足の良くない私には、上るにはとても辛い大階段を苦労して上り、正面入り口前へ。するとそこの広場から横に公園があり、これってさっきチラッと横に見えていた公園で、そちらの公園を突っ切れば高低差は半分くらい? 更にそう、駅からメインストリートでなく横道を来れば、全く高低差などなくところざわサクラタウン広場と武蔵野坐令和神社に至り、ミュージアム正面玄関に来ることが出来たのでした。下調べ不足で超情けないです。もちろん帰りはそちらから帰りました。角川武蔵野ミュージアムさんは、「本棚劇場」に「マンガ・ラノベ図書館」「源義庭園」や「EJアニメミュージアム」「荒俣ワンダー秘宝館」などなど、他にはない色々な個性あふれる施設が同居していて、2020年当初はものすごく話題になり、観覧者も予約もとりにくいほどとても多かったと聞いています。既に3年、「本棚劇場」ではないし、一階ギャラリーでの今回の展覧会が、特に注目されている様子はなかったものの、なかなか行かれず、最終日午後にやっと滑り込みの鑑賞でした。全く混雑はなく、それでもたまにパラパラとやってくる人はいる、といった感じでした。ロビーが2階なので階段を降り、大画面Vを見てから、「大家の谷」の墓所に入って行く様なセットを潜って入場します。展示には、黄金のマスクや玉座のほか、ツタンカーメンの王墓に収められていた副葬品の数々が、「スーパーレプリカ」と謳う、きわめて精巧に再現された展示品約130点が並びます。レプリカならではの展示方法で、様々な秘宝を目の前で見ることができます。本当に精巧でガラスも無いので、触れることは出来ませんが細部まで間近で見られるのが何よりですし、写真も自由に撮れます。ご当地エジプトでも、また大英博物館でも、きっとこんな風にあっけらかんと観ることは出来ないでしょう。会場内の大空間には壁と床に約10分間のプロジェクションマッピングを投影され、本当に「体感」を謳うだけのことはありました。ボリュームはあまりありません。それでも、古… Read More