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オーストラリアのメルボルンを活動の拠点とするディーン・ボーエン（1957-）は、「アール・ブリュット」で知られるジャン・デュビュッフェに影響を受け、オーストラリアの風土と自然を、その自由な想像力とユーモアで素朴ながら力強く表現するアーティストです。版画、油彩、水彩、ブロンズ彫刻、廃材アサンブラージュ、アーティストブック（ポートフォリオ）など幅広い表現を追求しています。
作品には、オーストラリア固有のコアラやウォンバットをはじめ、犬、猫、鳥や昆虫といった生き物と、旅を連想させる自動車や飛行機、船といった乗り物、そして人々や街並みがよく登場します。作品約150点とともに、可愛らしいモチーフにこめられた自然や命へのまなざしをお楽しみください。
| 会期 | 2023年7月8日(土)～2023年8月27日(日) |
|---|---|
| 会場 |
群馬県立近代美術館
 Google Map |
| 住所 | 群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内 |
| 時間 |
9:30～17:00
（最終入場時間 16:30）
|
| 休館日 |
月曜日、7月18日（火） ※ただし、7月17日、8月14日は開館 |
| 観覧料 | 一般 800円（640円） 大高生 400円（320円）
|
| TEL | 027-346-5560 |
| URL | https://mmag.pref.gunma.jp/ |
4.0
キービジュアルにもなっている「黒いカナリア」
これはいいな。一目でビビビッと来た
とはいえ企画展公式ページを見ていて
「他のはあまり好みでない？」とも感じたので
いくかどうか少し迷ったのだけど、
まあ一点でも好みのものがあるなら観といた方が得だろうということで足を運んでみた
動物や車をモチーフにした作品はどれも好みで
素朴な、「観たまんまの印象」をそのまま表したかのような
ディフォルメの効いたフォルムが難とも印象深い
好みでないかもと感じた「顔」の作品群も
画面いっぱいに思い切りよく描かれていて
強烈な印象を残す迫力とエネルギーを感じさせる
作品全体を覆うぶつぶつとした粒子状の質感も
各作品に存在感を与えている
ブロンズ像も「絵を立体にするとこうなるのか」という面白さがあって楽しい
普段行けない場所の展示も思いがけない出会いがあるので
たまにはチェックしてみるものだなあ
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群馬県で開催中の展覧会
《黒いカナリア》Black Canary 2015年 リトグラフ、紙
ギャルリー宮脇蔵 Collection Galerie Miyawaki, Kyoto
《コアラ》Koala 2020年 ブロンズ
作家蔵 Collection of the artist
《ハイウェイ・バード（大）》Highway Bird(Large) 1995年 エッチング、アクアティント、ドライポイント、紙
ギャルリー宮脇蔵 Collection Galerie Miyawaki, Kyoto
《愛の家（小）》 The House of Love(Tiny) 2019年 ブロンズ
作家蔵 Collection of the artist
《ムーン・ドッグ》Moon Dog 1998年 エッチング、アクアティント、
ドライポイント、紙 ギャルリー宮脇蔵 Collection Galerie Miyawaki, Kyoto
《たくさんの窓のある家》The House of Many Windows 2021年
油彩、カンヴァス 作家蔵Collection of the artist
《ぼくの頭にのるハリモグラ》Echidna on my Head 2006年 ブロンズ
作家蔵Collection of the artist
《夜のワライカワセミ》Nocturnal Kooka 2012年 油彩、板
ギャルリー宮脇蔵 Collection Galerie Miyawaki, Kyoto
《ジェントル・ボーイ》The Gentle Boy 2018年
アサンブラージュ（着色した金属、ほか） 作家蔵 Collection of the artist
