「チームラボ」超主観空間に触れる
姫路市立美術館では4年ぶり2回目の「チームラボ」展の開催。今回は前期(7月~10月)、後期(10月~翌年1月)で展示替えがあり、それぞれ5点、通期で10点の出展が予定されている。
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チームラボは、自分と世界とのあらゆる境界が取り払われた「ボーダレス」な世界に目を向け、アートによって人類の世界認識を変えようとしています。自分が立つ現実世界と、目の前に展開する作品世界の時空がつながるアート空間 ー超主観空間ー に“没入”する経験を通じて、鑑賞者はこの世界が連続性の上に成り立っていることを身体的に認識することができます。
近年、チームラボの探求はさらに深化を遂げ、「生命とは何か」というテーマのもと、「私という存在は、心と体とそれらと連続する環境によって創られている」という考えを表す作品を次々発表しています。生物と無生物との境界をも超える認識へと鑑賞者を導くチームラボのアートの現在地を、前期・後期の展示替えを通して長大なスケールで展開します。
◆ アーティストプロフィール
国際的に活動を展開しているアートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団で、アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、さまざまな分野のスペシャリストから構成されている。チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。
会期 |
2023年7月22日(土)~2024年1月21日(日)
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会場 | 姫路市立美術館 Google Map |
住所 | 兵庫県姫路市本町68-25 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日、9月19日(火)、 12月28日(木)~2024年1月3日(水)、 1月9日(火) ※ただし、9月18日、10月9日、2024年1月8日は開館 |
観覧料 | 一般 1,500円(1,300円) 大高 1,100円(900円) 中小 700円(500円)
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TEL | 079-222-2288 |
URL | https://www.teamlab.art/jp/e/himeji/ |
姫路市立美術館では4年ぶり2回目の「チームラボ」展の開催。今回は前期(7月~10月)、後期(10月~翌年1月)で展示替えがあり、それぞれ5点、通期で10点の出展が予定されている。
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4.0
チームラボというと東京で体験というイメージがありますが、東京でなくても体験できる素敵な出会いです。
姫路市立美術館は姫路城のすぐ近くにある美術館。訪れた日は夏休みが始まった7月25日。会場は小学生らしき子どもたちの姿もありました。
壁に触れたら画が変化するチームラボの作品。子どもたちは面白がって壁にふれていましたが、それが作品と自分が触れ合うことになることを自然と感じていたのかもしれません。そんな体験がアートの出会いとなり、アートに親しむことへの入り口になることを願ってやみません。といいながら自分も壁にふれて変化を楽しんだ一人でした。
ただ、会場の大きさと期間限定ということもあり、東京と比べるとスケールが小さいのが☆一つ少ない理由。チームラボはやはり長期にわたって鑑賞できる機会をもらえると嬉しいです。
でも姫路には、場所を変えてもう一つチームラボを体験できるところがあります。そこは書寫山圓教寺。チームラボ「認知上の存在」です。小規模で普段のチームラボの作品とは違いますが、お寺を会場にしてその静けさの中で自分の内面と対峙できる不思議な空間を醸し出してしました。はるばるバスとロープウェイに乗っていったかいがありました。またそこはそんな不便な立地にもかかわらず、外国人の方がたくさん訪れていたことも驚きでした。
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