ローマの美の遍歴を俯瞰する
注目作品を中心に、作品がつくられた時代背景と特徴を簡単に紹介します。
まず、古代から時空をつなぐ象徴的な立地の紹介です。カピトリーノの丘に建つカピトリーノ美術館はルネサンス期にミケランジェロが設計した幾何学的なデザインの広…readmore
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永遠の都ローマ ― 二千年を超える栄えある歴史と比類なき文化は、古代には最高神をまつる神殿がおかれ、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれました。その丘に建つカピトリーノ美術館は、世界的にもっとも古い美術館の一つに数えられます。
同館のはじまりは、ルネサンス時代の教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことにさかのぼります。古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、またローマの名家からもたらされた絵画など、その多岐にわたる充実したコレクションは、古代ローマ帝国の栄光を礎に、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みそのものにも重ねられます。
本展は、カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。
なお、2023年は、日本の明治政府が派遣した「岩倉使節団」がカピトリーノ美術館を訪ねて150年の節目にあたります。使節団の訪欧は、のちの日本の博物館施策に大きな影響を与えることになりました。この節目の年に、ローマの姉妹都市である東京、さらに福岡を会場として、同館のコレクションをまとめて日本で紹介する初めての機会となります。
会期 | 2024年1月5日(金)~2024年3月10日(日) |
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会場 | 福岡市美術館 Google Map |
住所 | 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6 |
時間 | 9:30~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日、1月9日(火)、2月13日(火) ※ただし1月8日(月・祝)と2月12日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,800円(1,600円) 高大生 1,200円(1,000円) 小中生 600円(400円)
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TEL | ハローダイヤル TEL 050-5542-8600 平日9:00~20:00(年中無休) |
URL | https://roma2023-24.jp/ |
注目作品を中心に、作品がつくられた時代背景と特徴を簡単に紹介します。
まず、古代から時空をつなぐ象徴的な立地の紹介です。カピトリーノの丘に建つカピトリーノ美術館はルネサンス期にミケランジェロが設計した幾何学的なデザインの広…readmore
5.0
以前イタリアを旅行し、ローマにも滞在しました。街中に芸術文化が溢れていたことを今回、再び体験できたように思います。会場入場正面に設置されていた、「カピトリーノの牝狼」を見るために足を運びましたので圧巻でした。特に目や毛並みに乳房の巧みさに惹きつけられました。ブロンズでありながら、温かさと愛情を感じるものでした。また、日本初公開のカラヴァッジョの「洗礼者聖ヨハネ」の作品は肌感がとても綺麗で、一つの絵画の中に光の演出を感じました。「教皇ウルパヌス8世の肖像」は衣装のレースの描き方の繊細さに魅了されました。全ての作品を目にしながら、ローマの古代芸術文化に浸るひとときでした。是非、多くの方にもこの雰囲気と作品に触れていただきたいです。ローマが福岡にあります。写真撮影が許可された作品もあり、嬉しい感動でした。
5.0
東京展のカピトリーノのヴィーナスに代わり
カラヴァッジョの『洗礼者聖ヨハネ』が展示されています。近くで見ると、ヨハネのアトリビュートのラクダの皮や切り株を確認することができます。カラヴァッジョファンなら見ておくべきです。
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