5.0
魂を感じる「面構」シリーズ
足利尊氏や葛飾北斎など、様々な歴史上の人物を、片岡球子の独自解釈で描かれた、「面構」シリーズ。
「たちむかう絵画」のタイトル通り、片岡球子の魂を感じる、色鮮やかで迫力満点の作品の数々で、絵画鑑賞とともに、楽しみながら歴史の勉強にもなりました。
コレクション展も、現代美術,郷土の画家,舟越保武,松本竣介,萬鉄五郎の展示室と充実していて、とても見応えがありました。
美術館の建物,敷地も広々としていて、開放的な清々しい空間でした。
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型破りな画面構成と大胆な色使いで知られる日本画家・片岡球子。本展は、その代表作である「面構」シリーズを一堂に紹介する初の展覧会です。
片岡球子は、1905年北海道札幌市に生まれ、女子美術専門学校を卒業後は、神奈川県で高等小学校に勤務する傍ら創作を続けました。25歳のとき院展に初入選、のちに同人へと推挙され、日本画家としての地位を確立した片岡が、61歳で愛知県立芸術大学の教授に就任し、若い学生とともに新たな日本画を目指す決意のもと制作を開始したのが、「面構」です。
以降2004年まで38年間描き続けた、彼女のライフワークともいえる同シリーズは、将軍・足利尊氏や浮世絵師・葛飾北斎など、様々な歴史上の人物を片岡独自の解釈で表現した作品群。本展ではシリーズ作品43点に加え、初公開の小下図もあわせてご紹介し、その制作の軌跡をたどります。
「人間の魂を、なんとか絵にしたい」と語った片岡が、生涯をかけて挑んだ「たちむかう絵画」。ぜひこの機会に日本画のもつ新たな可能性を感じてください。
会期 | 2023年6月3日(土)~2023年7月17日(月・祝) |
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会場 |
岩手県立美術館
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住所 | 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 |
時間 |
9:30~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
月曜日 7月17日は開館 |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 高校生・学生 700円(600円) 小学生・中学生 500円(400円)
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TEL | 019-658-1711 |
URL | https://www.ima.or.jp/ |
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足利尊氏や葛飾北斎など、様々な歴史上の人物を、片岡球子の独自解釈で描かれた、「面構」シリーズ。
「たちむかう絵画」のタイトル通り、片岡球子の魂を感じる、色鮮やかで迫力満点の作品の数々で、絵画鑑賞とともに、楽しみながら歴史の勉強にもなりました。
コレクション展も、現代美術,郷土の画家,舟越保武,松本竣介,萬鉄五郎の展示室と充実していて、とても見応えがありました。
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