広がるコラージュ
同時開催 IIDA 101 飯田善國

目黒区美術館

  • 開催期間:2024年2月17日(土)~2024年3月24日(日)
  • クリップ数:16 件
  • 感想・評価:3 件
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福沢一郎《大砲のある静物》1931 年 油彩・キャンバス
岡田謙三《雲と子供》1966 年 油彩・キャンバス
安本亮一「東京パック」原画集より《ショウ・ウィンドーからぬけて来た女(張紙細工)》1928 年 墨、コラージュ、紙
高野三三男《道化芝居(Arlequinade)》1950 年 油彩・キャンバス
桂ゆき《ふたつのオレンジ色のかたち》1960 年 油彩、和紙・キャンバス
工藤哲巳《記憶の独立》1980 年 木、プラスチック、糸、接着剤、塗料、他
©ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2023 E5439
飯田善國《戦争A―鎮魂歌―思い出す人々》1955 年 油彩、コラージュ・キャンバス
飯田善國《目黒川夜景 1》1954 年 油彩・キャンバス
飯田善國 詩画集『Chromatopoiema』より《12. conscience of》1972 年 シルクスクリーン・紙、透明フィルム
飯田善國《KOSMOS―WHITE》1964 年 木・塗料
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

コラージュは、「糊で貼り付ける」という意味のフランス語(coller)から派生した言葉で、身近にある様々な素材を切り取り、組み合わせる手法です。

この手法が新しい芸術表現のジャンルとして価値づけられたのは、1912年にフランスでパブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックによって油彩画に布や紙片が貼り付けられた作品が制作されたのがきっかけといわれています。

日本では、西洋美術の前衛的な表現を積極的に学んだ大正時代以降に発展し、様々な作品が作られてきました。20世紀よりもはるか以前から存在していたコラージュという行為は、従来の芸術表現を問い直す機運の中で再発見されてきたと考えられます。次第に、技法を示す言葉の意味の範疇を越えて、多様な広がりをもって制作に用いられるようになり、現在では、その発想を読み取れる作品が数多く存在することに気づかされます。

本展では、目黒区美術館のコレクションより、コラージュによって作られた作品のほか、その発想に基づいて多様なイメージやテクスチャーを引用し組み合わせた作品を紹介し、その手法と表現を掘り下げます。

◆ 同時開催 IIDA 101 飯田善國
目黒にゆかりのある芸術家・飯田善國(1923-2006)の特集展示を同時開催します。飯田善國は2023年に生誕100周年を迎えました。これを記念し、本年は「101年目からの飯田善國プロジェクト」の一環として、目黒区美術館が所蔵する飯田善國の作品・資料を中心に、画家・彫刻家・版画家、そして詩人・評論家として多彩な足跡を残した飯田善國の仕事を振り返ります。目黒区美術館での展示以降、飯田善國の生誕の地である栃木県の足利市立美術館をはじめ、飯田の作品を所蔵する全国の他の美術館においても、特集展示が予定されています。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年2月17日(土)~2024年3月24日(日)
会場 目黒区美術館 Google Map
住所 東京都目黒区目黒2-4-36
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 700円(550円)
大高生・65歳以上 550円(400円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※障がいのある方とその付添者1名は無料
    ※目黒区在住、在勤、在学の方は受付で証明書類を提示で団体料金になります
    ※他の割引との併用はできません
    ※入館のための日時指定予約は必要ありません。開館時間内に直接お越しください
TEL03-3714-1201
URLhttps://mmat.jp/

目黒区美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

目黒区美術館 目黒区美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

ブルーノ・ムナーリから桂ゆきまで、コラージュという手法でまとめたユニークな美術展

コラージュというと、色紙や布を貼り合わせたデザインとか写真やイラストを組み合わせたシュールレアリスム的な作品を思い出します。ここでは3つのパートに分けて、デザイン的な作品、平面作品でシュールレアリスム的な作品、半分立体的で複数の素材を合わせた作品に分けて展示してます。個人的には桂ゆきの《ふたつのオレンジ色のかたち》(1960)のようにキャンバスの上に和紙を貼った作品が手法としてはコラージュというのが新鮮でした。あと、古い和本をコラージュして曼荼羅のようにした不動茂弥の《落ちる文字》と《庚神》が興味深かった。

最近、美術館でよくある、コレクションをどう見せるかで企画された美術展なんでしょうが、中身はよく練ってあると思います。一方で、全て所蔵品で構成されているのに撮影不可で、まあそれも問題はないのだけど、図録がないというのが残念なところ。

同時開催の飯田善國展も興味深い。なんとなく飯田善國は立体の作家だと思っていたので、初期の作品から見せてもらって、そうでもないことが分かってよかったです。

4.0

断片の紡ぐイメージ

脳裏に浮かぶイメージの断片そのままの具象化なのではないのかなあ

等とみていてなんとなく思った
様々な素材を貼り合わせて形や意味を成すというよりも
断片をちりばめ無意識のイメージを呼び起こす
そんな印象だ

技法としては知っていても、そのものの展示は初めてだったので
どういう感じかな?などと軽い気持ちで出かけたのだけど
いやはやこれは結構なインパクトだ

同時開催の飯田善國の展示と合わせ
じっくりと楽しめた

THANKS!をクリックしたユーザー
mikaさん

4.0

素敵な洋画です。

なぜか昭和を感じる作品でした。悲しみなのか、怒りなのか、強い情熱を持って何かを訴えています。無秩序に静物が配置された作品が特に秀逸で、静物それぞれが主張し、共鳴しています。理解や知識の十分でない私も、画風の素晴らしさを感じることができました。小さな美術館でしたが、大好きな日本人画家の洋画を堪能することができました。

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©ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2023 E5439

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