4.0
面白く見た
いつもながら、常設展示とは思えぬ、ラインナップの充実ぶりと、個々の作品のクオリティ。今回は、話題の百瀬あ文さんの作品が、とても面白かった。ビデオ作品で、動機から実践まで、本編とメイキングをあわせて作品化したような作品で、今日的なテーマを、「ために」するのではなく、自然な必然から取り組んでいるように見えた。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 300 の美術館・博物館と 856 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
東京都現代美術館では、戦後美術を中心に、近代から現代にいたる約5600点の作品を収蔵しています。「MOTコレクション」展では、会期ごとに様々な切り口を設けて収蔵作品を展示し、現代美術の持つ多様な魅力の発信に努めています。
今回は2つのテーマ構成で紹介します。
1階では、「被膜虚実(ひまくきょじつ)」と題し、1980年代末以降の作品を紹介します。このほど新規収蔵した三上晴子の作品を起点に、石原友明、平川典俊、ホンマタカシ、開発好明、加藤美佳、名和晃平、百瀬文、潘逸舟、トーマス・デマンド、方力鈞ほかの作家による多様な作品をたどりながら、そこに見られる身体観の移ろいと生への眼差しに着目してみます。
3階は「Breathing めぐる呼吸」と題し、人の呼吸に繋がりながら世界をめぐるもの――風や水、大気の流れを思い起こさせるような作品群で構成します。今年生誕100周年を迎えるサム・フランシスの大きな絵画のシリーズに始まり、モンティエン・ブンマー、ソピアップ・ピッチ、遠藤利克、松本陽子ら、見る者の感覚を開く作品を紹介します。
◆ 出品予定作家
石原友明、伊庭靖子、梅沢和木、遠藤利克、小沢剛、開発好明、加藤美佳、金氏徹平、千葉正也、名和晃平、潘逸舟、平川典俊、方力鈞、福田美蘭、ホンマタカシ、松本陽子、三上晴子、村瀬恭子、百瀬文、モンティエン・ブンマー、トーマス・デマンド、サム・フランシス、ソピアップ・ピッチほか
会期 | 2023年3月18日(土)~2023年6月18日(日) |
---|---|
会場 | 東京都現代美術館 Google Map |
住所 | 東京都江東区三好4-1-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 | 月曜日 |
観覧料 | 一般 500円 大学生・専門学校生 400円 高校生・65歳以上 250円 中学生以下 無料
|
TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-230318/ |
4.0
いつもながら、常設展示とは思えぬ、ラインナップの充実ぶりと、個々の作品のクオリティ。今回は、話題の百瀬あ文さんの作品が、とても面白かった。ビデオ作品で、動機から実践まで、本編とメイキングをあわせて作品化したような作品で、今日的なテーマを、「ために」するのではなく、自然な必然から取り組んでいるように見えた。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都江東区で開催中の展覧会