4.0
唯一無二のプロダクトが集結!触れないのは残念ですが楽しいです!!
これは、今年上半期に是非とも行きたかった展覧会で、アートナイト期間で行かれず会期終盤、やっと行けました。 「21_21 DESIGN SIGHT」はボリュームはいまいちですが、気軽にデザインを楽しめる美術館です。梅雨の晴れ間の平日午後一、会場入り口チケット売り場には、結構な列がありました。事前にチケットを入手していたので即入場。会場内は混雑ということはなくも、なかなかの盛況ぶりでした。
3人のプロが選りすぐった、家具、照明、食器、文具、玩具、食品(パッケージ)、などなど様々な分野の、世の中に深く影響を与えたオリジルデザインの名品たちが、ほぼ時系列順に約150点、紹介されています。作品の背景に拡大写真(展示品とは状態を動かしたものなど)を配した展示もちょっと面白いです。名品ぞろいですからほとんどがよく知っているデザイン作品ですが、日本ではあまりお目にかかれない作品もありで、一点一点見れば見るほどとどれも個性が光るものばかりで、とても興味深かったです。特に椅子好きの私としてはとても楽しかったです。中庭の作品以外は触れられないことが、ちょっぴり残念でしたが。
コピー商品が当たり前の様に出回り、3DプリンターやらAIやらがドンドン進攻して来て、感覚が鈍くなる現代ですが、“The Original”を生み出したデザイナーたちの偉業を、心からたたえたいです。
今の時代にもピッタリの、クララ・フォン・ツヴァイベルク《ペーパー ペーパー ビン》欲しくなりました。