4.0
親しみやすいキャラクターの世界
ブーフーウーはさすがに世代では無いのだけど
薬局の前にある像のキャラクター「サトちゃん」といわれれば解りやすい
あの特徴的な造形が「金型の都合」
成型上の理由だというのはさすがに気付かなかった
そう言われればあの耳のスパンと切り落としたような断面にも納得がいく
子供向けの物語の挿絵に人形劇、人形絵本…
実のところ展示されている作品は知らないものだらけなのだけど不思議と「なじみ深い」
「どこかで会ったことのある親しみのある知人」といった感じで
「よく知らないはずなのになぜかすごく知っている」
そんな奇妙な感覚にとらわれてしまう
この人懐っこさは何だろう?
キャラクターデザイン、イラストだけでなく
レイアウトや下絵、
または子供向け作品を手掛ける以前の
ポスターとその原画まで展示されている
タイトルどうり「土方重巳の世界」を
これ以上ないぐらいがっつりと堪能できる欲張りな展示だ