4.0
まさに、おとろえない情熱
画家の情熱がひしひしと伝わってきた。エネルギーがキャンパスいっぱいに溢れている。作風も変化していっていて、初期と現在の作品がとても良かった。絵画はやっぱり実際に見ると全然印象が違うなあと感じさせてくれた展覧会。
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圧倒的な筆の勢いと、抽象と具象のはざま、独自の画風で勝負する画家ピエール・アレシンスキー(1927~)は、ベルギー現代美術を代表する作家の一人です。
彼が戦後のアートシーンに躍り出たのは、1948年結成の前衛美術集団コブラの活動を通じて。内面から湧き上がる情熱を描き出したこのグループは短命に終わりましたが、彼はその精神を受け継ぎました。
また日本とも深い関わりを持ち、禅の画家・仙厓を師と仰ぎ、また前衛書道家・森田子龍と交流し、自由闊達な筆の動きに影響を受けました。日本を訪問した1955年には「日本の書」という短編映画を撮影します。
さらにアレシンスキーはアメリカのコミック本に刺激され、枠を設けて描く独特のスタイルを生み出しました。また著作も多く、文筆家としても活躍するアレシンスキーの絵画作品には、文字や言葉に対する強い思い入れが随所に見受けられるのも特徴です。
90歳近い現在も常に新たな作品を発表しつづける実力派の画家ピエール・アレシンスキー。本展は日本・ベルギー友好150周年を記念して開催される日本初の待望の回顧展です。
会期 |
2016年10月19日(水)~2016年12月8日(木)
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会場 | Bunkamura ザ・ミュージアム Google Map |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 | ※10/24(月)のみ休館 |
観覧料 | 当日 一般 1,400円 大学・高校生 1,000円 中学・小学生 700円 前売・団体 一般 1,200円 大学・高校生 800円 中学・小学生 500円
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TEL | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_alechinsky/ |
4.0
画家の情熱がひしひしと伝わってきた。エネルギーがキャンパスいっぱいに溢れている。作風も変化していっていて、初期と現在の作品がとても良かった。絵画はやっぱり実際に見ると全然印象が違うなあと感じさせてくれた展覧会。
4.0
抽象画なので、どんな雰囲気か心配していましたが、どの作品からもパワーが感じられて圧倒されました。日本の書道を参考にしていたりと、さまざまな手法でいつも前進しているのがよくわかって、一つ一つ見ていくのが楽しかったです。初期の版画がかわいらしくて一番気に入りました!!現在も創作を続けていらっしゃるということに感激、ぜひまた見に行きたいです!!ポストカードも全種買っちゃうくらい、どれもこれもすてきです!
2.0
展示室の中盤あたりにアレシンスキーが監督を務めた半世紀前の日本の書家の映像が観られます。篠田桃紅さんも登場します。
チラッと観て先に進む方が多いかもしれませんが、冒頭の版画はじっくり観るべきかと思います。
5.0
午前中に参りましたが、がらがら。
しかし、日本の書に魅了されたこの画家は、自分を仙厓になぞらえるなど面白い。
なぜ、書に魅了されたかといえば、書が身体芸術だからであり、来日して、日本の書。という映画を作ったりしますー会場で一部放映。
その他にも、マンガに着想を得た作品、17世紀の反故紙を支持体にした作品など、まだ現役のこの画家の全貌を見渡すことが出来ます。
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