須賀川が産んだ三大偉人の一人
三人とは、円谷英二、円谷幸吉、そして亜欧堂田善です。[1]
私が勝手に選出しましたが、おそらく須賀川市民のかたがたも異論なかろうかと。
亜欧堂田善とは一度聞いたら忘れない名前です。
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亜欧堂田善(あおうどうでんぜん 本名・永田善吉 1748~1822)は、現在の福島県須賀川市に生まれました。生来絵を好みながら、長らく家業を手伝っていた田善が、画業に専念したのは50歳にさしかかった頃のこと。彼は白河藩主・松平定信から才能を見出され、当時日本ではまだほとんど成功者がいなかった腐食銅版画(エッチング)の習得を命じられました。
試行錯誤を続け、粘り強く銅版画に向き合った田善は、のちに優れた製版技術を身に付け、見事に君主の期待に応えたのです。亜欧堂の画号は、田善の銅版画を見た定信が、アジア(亜)とヨーロッパ(欧)を眼前に見るかのようだと賞賛して、彼に与えたものと伝えられています。
田善はオランダからもたらされた書籍や版画をたよりに銅版画を習得しました。そのため、彼の作品には西洋風のモチーフや人物表現がしばしば見られます。もとになった西洋版画と見比べてみると、田善はただ西洋版画を模倣するのではなく、遊び心に満ちた修正を加えながら、独自の作品を創り出しています。
ほかにも田善は、銅版技法習得の過程で学んだ、遠近法や陰影法などの西洋独自の絵作りを学び、油彩画の分野で画才を開花させていきます。その才能の一端は、雄大な自然を描いた「浅間山図屛風」(重要文化財・前期展示)や、江戸の人々の日常を切り取った、物語性あふれる「両国図」(前期展示)などから知ることができるでしょう。
田善の没後200 年を記念して開催する本展覧会は、銅版画をはじめ、肉筆作品、下絵などを通して、田善の画業を振り返ります。また彼が目にした西洋版画や、谷文晁、司馬江漢など同時代の絵師たちの作品もあわせて展示し、その表現の源泉と独自性を探っていきます。
会期 |
2022年10月29日(土)~2022年12月18日(日)
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会場 | 福島県立美術館 Google Map |
住所 | 福島県福島市森合字西養山1番地 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 11月24日(木) |
観覧料 | 一般・大学生 1,000円(800円) 高校生 600円(500円) 小・中学生 400円(300円)
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TEL | 024-531-5511 |
URL | https://art-museum.fcs.ed.jp/ |
◆ギャラリートーク
11月12日(土)、12月3日(土)14時00分~14時45分
講師:福島県立美術館学芸員
会場:企画展示室(企画展観覧券が必要です)
三人とは、円谷英二、円谷幸吉、そして亜欧堂田善です。[1]
私が勝手に選出しましたが、おそらく須賀川市民のかたがたも異論なかろうかと。
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