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再開は嬉しい、じっくり、ゆったり作品と向き合える美術館
企画展「故きを訪ねて」、館蔵日本画の人物、花鳥の名品が並びます。江戸狩野派探幽、常信の名品から近代、現代日本画迄。花鳥では岡本秋輝の孔雀図2点に荒木寛畝の孔雀図今尾景年の花鳥の展示は圧巻です。意外と観る機会の少ない、昭和の院展の名品も観れるのが松岡美術館の魅力です。今回は安田靫彦「羅浮仙女」~門下の真野満、堀川公子、羽石光志の大作展示、どれも秀作揃い、これが一番良かったです。
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松岡美術館の創設者 松岡清次郎は自らオークションや公募展に出向き、琴線にふれる作品とめぐりあい、約2400点のコレクションを蒐集しました。清次郎が愛した芸術もまた、様々な人やモノ同士のめぐりあいの上に成り立っています。
今回は様々な「出会い」をテーマにした企画展を3会期連続で開催します。その第1期となる本展では、「二色(ふたいろ)の美」「故(ふる)きを温たずねて」「中国青銅器 形と用途」を開催します。
企画展1「二色(ふたいろ)の美」
私たちは様々な色に囲まれて生活を送っています。その色の多くは、理想の美を求めた人類が自然物から取り出した、あるいは自然物を素材に研究を重ねた末に生み出してきたものです。本展では色彩をテーマに、館蔵の中国陶磁コレクションから、掻き落としや黒花、青花、釉裏紅といった磁州窯と景徳鎮窯の作品を中心に、コントラストが美しい2トーンカラーのうつわを紹介します。器面を舞台に、二色の織り成す美しさをご堪能ください。
企画展 2「故(ふる)きを温(たず)ねて」
諸葛孔明や後白河院のように永く語り継がれてきた人物や、吉事を予見させる縁起の良いモティーフは、古くから私たちの生活に浸透し、絵画の領域でも画家たちの発想の源となって多くの作品が生まれました。本展では歴史人物のエピソードや画面に込められた人々の願いを紹介します。時空を超えて親しまれてきたこれらのテーマは今も私たちを魅了し、新たな風を吹き込むことでしょう。
《特別展示》中国青銅器 形と用途
館蔵の中国古代青銅器を3会期にわたって展示する第一弾。今展では形とその用途に着目して食器や酒器に加え、水器、楽器を入門的視点で紹介します。
常設展示
古代オリエント美術
古代ギリシア・ローマ彫刻
ガンダーラ・インド彫刻
ヨーロッパ近代彫刻(ブールデル、ヘンリー・ムア、エミリオ・グレコ)
会期 |
2022年4月26日(火)~2022年7月24日(日)
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会場 | 松岡美術館 Google Map |
住所 | 東京都港区白金台5-12-6 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 祝日の場合は翌平日 |
観覧料 | 一般 1,200円 25 歳以下 500円(10名以上の団体は各100円引) 高校生以下、障がい者手帳をお持ちの方 無料 |
TEL | 03-5449-0251 |
URL | https://www.matsuoka-museum.jp/ |
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企画展「故きを訪ねて」、館蔵日本画の人物、花鳥の名品が並びます。江戸狩野派探幽、常信の名品から近代、現代日本画迄。花鳥では岡本秋輝の孔雀図2点に荒木寛畝の孔雀図今尾景年の花鳥の展示は圧巻です。意外と観る機会の少ない、昭和の院展の名品も観れるのが松岡美術館の魅力です。今回は安田靫彦「羅浮仙女」~門下の真野満、堀川公子、羽石光志の大作展示、どれも秀作揃い、これが一番良かったです。
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白黒青黄赤と色彩ごとの歴史が面白い。
特にモンゴル人による元王朝がイスラムから青い顔料を手に入れて白地に青の青花が出来たこと。
イスラムの政情不安によりその青い顔料が入りにくくなった為、代わりに赤い顔料が流行ったとか。
解説がとても分かり易い。五行説、五元素などの説明から歴史的背景や製作方法の変遷など美しい器がたっぷり見られました。
特別展示の中国青銅器には小品ながら美品が見られます。トウテツ紋様が良く残っていて形も美しい。
展示室6は中国故事の解説の付いた絵画が有る。その故事もっと知りたい!と思ってしまいました。
前期は6/5まで後期は6/7から。リピート割有り。
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