杉浦非水 時代をひらくデザイン

福岡県立美術館

  • 開催期間:2022年4月15日(金)~2022年6月12日(日)
  • クリップ数:4 件
  • 感想・評価:3 件
杉浦非水 時代をひらくデザイン 福岡県立美術館-1
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杉浦非水 時代をひらくデザイン 福岡県立美術館-4
杉浦非水 時代をひらくデザイン 福岡県立美術館-5
杉浦非水 時代をひらくデザイン 福岡県立美術館-6
《三越呉服店 春の新柄陳列会》大正3 年(1914) 愛媛県美術館蔵
《新宿三越落成 十月十日開店》昭和5 年(1930) 愛媛県美術館蔵
《東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通》昭和2 年(1927) 愛媛県美術館蔵
『アフィッシュ』第一年第一号 昭和2 年(1927)7 月 愛媛県美術館蔵
『非水百花譜』(昭和版) 昭和4-9 年(1929-34) 愛媛県美術館蔵
『非水一般応用図案集』大正10 年(1921) 愛媛県美術館蔵
杉浦非水 時代をひらくデザイン 福岡県立美術館-1
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杉浦非水 時代をひらくデザイン 福岡県立美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

日本におけるモダンデザインのパイオニアとして知られる杉浦非水(すぎうらひすい 1876-1965)は愛媛県松山市に生まれました。東京美術学校入学後は日本画を学んでいましたが、在学中に黒田清輝がもたらしたアール・ヌーヴォー様式の図案に魅せられたことで、図案家としての歩みを進めました。

非水は明治41年(1908)に三越呉服店(後に三越百貨店)で図案部初代主任をつとめ、退社するまでの27年間にわたって同店のポスターやPR誌表紙などを一手に担い活躍しました。三越以外でも、幅広い分野のポスター、雑誌の表紙、本の装幀などを手がけ、その幅広い活動から生み出された作品の数々は、現在でいう「グラフィックデザイン」の原点ともいえます。

本展は、非水の代表作であるポスターや図案、本の装幀などをはじめ、その制作のプロセスを示すスケッチや写真、収集品などの関連資料、また岡田三郎助や藤田嗣治ら交友のあった同時代の作家の作品を加えた約300点を展示します。どこか懐かしく“レトロかわいい”非水の世界をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年4月15日(金)~2022年6月12日(日)
会場 福岡県立美術館 Google Map
展示室3階展示室
住所 福岡県福岡市中央区天神5-2-1
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
※但し5月2日は開館
観覧料 一般 1,300円(1,100円)
高大生 900円(700円)
小中生 600円(400円)
  • ※( )内は前売り料金(前売り券は3月15日(火)販売開始)
    ※日時指定は不要
    ※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者1名、特定疾患医療受給者証・特定医療費(指定難病)受給者証の交付を受けている方は無料
TEL092-715-3551
URLhttp://fukuoka-kenbi.jp/

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

杉浦非水 時代をひらくデザイン 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

優れたデザインは普遍で不変

 少し前に行った「フィンレイソン展」で、デザインという仕事の素晴らしさを今さらながら実感。杉浦非水はこれまで知らなかったのですが、こちらは「日本のモダンデザインのパイオニア」ということで興味が湧き、足を運びました。
 もともと日本画出身で写生に力を入れていたということから、さまざまな植物を緻密かつ正確に描いた「百花譜」がとても良かったです。またテキスタイルのフィンレイソンとは異なり、三越をはじめとする企業や団体の広告・宣伝が目的のデザインは、字も図も色もすべて明快で斬新、令和の今見ても全く古臭さを感じさせない素敵なものばかりでした。カルピスのマンモス推しがたまらない…。
 個人的に一番面白かったのは、非水が撮影した16mmフィルムの映像。写真でしか知らない、ある意味「歴史上の人物」的な藤田嗣治らが、生き生きと動いたり話したり笑ったりしている姿を見ると、思いがけずハッとしました。

5.0

自然界を緻密に写生することから培われた美観

明治、昭和初期のレトロな商業ポスター や雑誌のイラスト等だけかと思っていたけれど その簡素化された図案にたどり着くまでの過程に驚かされた。幼少期の故郷の細かいスケッチ 花々や昆虫の写生は熊田千佳慕のような緻密さ。 そして同時代作家 画家との交流も大きな力になったと思われた。同世代の画家と取り交わした年賀状なども興味深かかった。
亡くなられた年(89歳)に描かれた紫陽花の日本画が自然への慈愛に満ちて素晴らしかった。

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《三越呉服店 春の新柄陳列会》大正3 年(1914) 愛媛県美術館蔵

《新宿三越落成 十月十日開店》昭和5 年(1930) 愛媛県美術館蔵

《東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通》昭和2 年(1927) 愛媛県美術館蔵

『アフィッシュ』第一年第一号 昭和2 年(1927)7 月 愛媛県美術館蔵

『非水百花譜』(昭和版) 昭和4-9 年(1929-34) 愛媛県美術館蔵

『非水一般応用図案集』大正10 年(1921) 愛媛県美術館蔵

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