5.0
見て回る楽しさ
今回初めて東京都美術館にお邪魔しましたが、思いの他、素敵な美術館でした。
展覧会は、途中で自分で探すアートがあったり、見て回る楽しさを感じるもので、おかげさまで良いひと時を過ごすことができました。
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1926(大正15)年に上野公園に開館した東京都美術館は、開館90周年を記念し、「木々との対話―再生をめぐる5つの風景」を開催します。
本展覧会は現代作家5名―國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、舟越桂―の作品により、木という素材による表現の奥深さを体感するものです。
命ある存在として、人々の暮らしに深く関わる木に、私たちは古来より親しんできました。木は希望の象徴でもあります。3.11から5年を経た今年、本展は「木と再生」をキーワードに、多様な表現が並びます。
木材と陶ブロックで、生命力溢れる巨大なインスタレーションを手がける國安。本物と見まがうほどの精緻な植物の彫刻によるインスタレーションで、空間を一新させる須田。廃材に金箔を貼るシリーズの旧作とともに、野外でのイチョウを使ったインスタレーションに挑む田窪。動物や幻獣の姿により幻想的な世界を展開する土屋。そして肖像彫刻や「スフィンクス・シリーズ」など異形の人物像により、彫刻表現の新境地を開拓し続ける舟越。
5名の作家による全く様相の異なる「5つの風景」には、木という素材ならではの深遠なる象徴性が存在していることを感じとっていただけることでしょう。
出品作家:國安孝昌(くにやすたかまさ)、須田悦弘(すだよしひろ)、田窪恭治(たくぼきょうじ)、土屋仁応(つちや よしまさ)、舟越桂(ふなこしかつら)
会期 |
2016年7月26日(火)〜2016年10月2日(日)
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会場 |
東京都美術館
![]() |
展示室 | 東京都美術館 ギャラリーA・B・C |
住所 | 東京都台東区上野公園8-36 |
時間 |
9:30〜17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 ※ただし、9月19日(月・祝)は開室 |
観覧料 | 一般 800円 大学生・専門学校生 400円 65歳以上 500円 団体券 一般 600円
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TEL | 03-3823-6921 |
URL | http://90th.tobikan.jp/ |
5.0
今回初めて東京都美術館にお邪魔しましたが、思いの他、素敵な美術館でした。
展覧会は、途中で自分で探すアートがあったり、見て回る楽しさを感じるもので、おかげさまで良いひと時を過ごすことができました。
4.0
MOA美術館で須田悦弘さんの梅を観て以来、須田さんのファンでした。今回も朝顔やバラなどの作品にうっとりしたのですが、初めて観た土田さんの木彫りの動物の美しさに感動しました。麒麟やユニコーンなどの想像上の動物だけでなく、鹿や牡羊でさえ神々しく感じました。残念ながら舟越桂さんのコーナーと、須田さんのツユクサだけは撮影禁止でしたが、あとはOKで嬉しかったです。
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