5.0
広い館内でゆっくり鑑賞
いつもは観光の方で大賑わいですが、感染拡大の影響か、かなり空いている印象でした。
学生さんのような方たちが数人ずつ来ています。聴くまでもなく会話を聴いてしまいますけど、なかなか面白い感想をお持ちで、心が開きます。いつもの美術愛好家しかいない展覧会とは一線を画す感じで面白かったです。
都内では見なかった作品(掛け軸など)も多数あり、充実しておりました。
また、入口の展示では、小学生の絵と書が展示されており、たいへん楽しめました。
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生涯を通じて国内外の各地を旅行し、その写生をもとに、それぞれ異なった表現と技法で木版画を制作した二人の画家を取り上げ、日本および世界を描いた清新な風景版画を紹介します。
吉田博(1876-1950)は、水彩画、油彩画の分野で日本の西洋画壇を牽引した画家です。49歳で自身の監修による木版画作品を発表し、日本の伝統的な木版画技法に、西洋の写実的な表現を総合した、独自の木版画を創造しました。
川瀬巴水(1883-1957)は、27歳で鏑木清方に師事し、35歳の時に同門の伊東深水による風景版画に感銘を受けて版画の制作をはじめました。版元渡邊庄三郎が提唱した伝統彫摺技術者との協業による「新版画」の代表的な画家として高い評価を受けています。哀愁を帯びた作風で人気を集め、生涯に600点を超える作品を残しました。
本展では、吉田博の北米ワシントン州の最高峰を描いた「レニヤ山」や、川瀬巴水の代表作「東京二十景 芝増上寺」など約80点を展観します。
会期 | 2021年12月18日(土)~2022年1月25日(火) |
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会場 | MOA美術館 Google Map |
住所 | 静岡県熱海市桃山町26-2 |
時間 | 9:30~16:30 (最終入場時間 16:00) |
休館日 |
木曜日 12月27日、2022年1月4日~7日 ※但し12月23日、30(木)は開館 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,300円) 高大生 1,000円(700円)・要学生証 中学生以下 無料 65才以上 1,400円・要身分証明
|
TEL | 0557-84-2511 |
URL | https://www.moaart.or.jp/ |
5.0
いつもは観光の方で大賑わいですが、感染拡大の影響か、かなり空いている印象でした。
学生さんのような方たちが数人ずつ来ています。聴くまでもなく会話を聴いてしまいますけど、なかなか面白い感想をお持ちで、心が開きます。いつもの美術愛好家しかいない展覧会とは一線を画す感じで面白かったです。
都内では見なかった作品(掛け軸など)も多数あり、充実しておりました。
また、入口の展示では、小学生の絵と書が展示されており、たいへん楽しめました。
4.0
国内だけでなく海外への視野も持っていた大正・昭和の画家たちの作品展。
和の心を持ちつつ、世界への関心も保ちつつ創作を続ける、素晴らしい才能に触れる機会が持てて
鑑賞者として幸せ。
静寂、自然の厳しさ、個として向き合う、ようなものを感じる。
そして、展示のほぼすべてが木版画。
いったいどうやって創造するのかと思わせるような世界観。
MOA美術館のインスタレーションに迎えられて癒され
作品観賞後には、カフェで優雅で静かな時間を過ごさせてもらい、
光琳のデザインした自宅の模造も見られて、ぜいたくな旅。
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