4.0
とにかく美しい
初訪問でした。
外観は小さく、ちょっと大丈夫かな?と思わないでもなかったですが、不安とは裏腹に、中の展示の充実感が素晴らしかったです!
まず展示室に入るとあるのは、華宵のことばとともに飾られる少女たちの絵。特に「中秋の庭」、「あねいもと」の美しくもあり、また愛らしくもある絵に魅了されました。
次に少年たちのイラスト。時代を反映した構図や、少女的でもある美しいタッチに感嘆しました。
2階にはペン画があり、その細やかな描きぶりはさすがと言わざるを得ません。
2階で面白かったのは、着物という視点から絵を観ているコーナー。今は着物が身近でなく、華宵の絵をあまり着物という視点で観たことはなかったのですが、改めて解説を読むと新たな発見がありました。
大正昭和期に華宵の絵を観ていた少女たちは、ファッションも楽しんでいたのかなと思いを馳せました。
また、物語の挿絵に使用された絵もストーリーとともに展示されていて面白かったです。
3階には昔の雑誌の付録の数々が展示されていました。双六はまさに時代が反映されていて面白かったです。
最後の方には見覚えのあるものもあり、思わず自分の小学生時代を思い出し、歳をとったなと感慨深くなりました。