5.0
見ごたえあり
文化博物館での展示は結構点数が多いのですが、今回も結構見ごたえがありました。
絵画としてだけではなく、その絵ごとの背景が歴史を(時代を)感じさせてくれました。
同じタイトルで何年か後にも書かれている物はやはり、その分躍動感があり感心しました。
絵画を見るときには、単純に目に入った感覚で絵画を見るのですが(色や形バランス)、それだと目に留まるものはそんなにないので、時代背景をかくにんし、絵の細部をまじまじと見て細部にはせられた技術に感心しました。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 312 の美術館・博物館と 553 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
国芳から弟子たちへ
―幕末明治に“芳”の系譜あり!
歌川国芳(1797-1861)は、旺盛な好奇心と柔軟な発想、豊かな表現力を武器として、武者絵や戯画に新機軸を打ち出し、幕末にいたって浮世絵のさらなる活性化につなげた浮世絵師です。今日では「奇想の絵師」としてその人気は定着してきています。
親分肌の国芳を慕って多くの弟子が集いましたが、なかでも「最後の浮世絵師」と称される月岡芳年(1839-92)が特筆されます。国芳の奇想をよく受け継ぎ、さらに和洋の融合を推し進めた彼の作品は、近年再び高く評されるようになってきました。
本展では、国芳、芳年のほか、芳年とともに国芳門下の双璧とされた落合芳幾(1833-1904)などにもスポットを当て、国芳が切り開いたさまざまな新生面を弟子たちがいかに継承、変化させていったのかを、約150点の作品と資料によって紹介します。
幕末、激動する時代のうねりを生き、描き、人々を魅了し続けた「芳」の系譜。怖い絵も、華やかな絵も、実は悲しい絵も、ぱっと目をひく表現が彼らの得意技です。人々の嗜好に合わせ最後まで新しい画題と表現に挑み続けた、国芳を領袖とする「芳ファミリー」の活躍をご覧ください。
なお本展は、名古屋市博物館が所蔵する浮世絵の二大コレクション-国文学者 尾崎久弥(1890-1972)の幕末浮世絵を中心とする収集作品(尾崎久弥コレクション)と、医学者 高木繁(1881-1946)の国芳武者絵が大半を占める収集作品(高木繁コレクション)-の計2100タイトルほかより抜粋した名古屋市博物館の所蔵品から構成されるものです。
「英名二十八衆句」全編公開!
歌舞伎などの刃傷場面ばかりを描く本シリーズは、国芳門下の双璧とされる落合芳幾(1833-1904)と月岡芳年が競作したもの。本展では、因縁のライバルが腕を競い凄惨を極めた全28図を一挙公開します!残虐で衝撃的な描写に目を奪われますが、実は背後のストーリーと、当時の印刷技術の粋を集めた摺りや彫りも見所です。
会期 | 2022年2月26日(土)~2022年4月10日(日) |
---|---|
会場 | 京都文化博物館 Google Map |
住所 | 京都府京都市中京区三条高倉 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
月曜日 祝日の場合は開館、翌日休館 |
観覧料 | 一般 1,400円(1,200円) 大高生 1,100円(900円) 中小生 500円(300円)
|
TEL | 075-222-0888(代表) |
URL | https://www.ktv.jp/event/idomuukiyoe/ |
5.0
文化博物館での展示は結構点数が多いのですが、今回も結構見ごたえがありました。
絵画としてだけではなく、その絵ごとの背景が歴史を(時代を)感じさせてくれました。
同じタイトルで何年か後にも書かれている物はやはり、その分躍動感があり感心しました。
絵画を見るときには、単純に目に入った感覚で絵画を見るのですが(色や形バランス)、それだと目に留まるものはそんなにないので、時代背景をかくにんし、絵の細部をまじまじと見て細部にはせられた技術に感心しました。
5.0
昨年開催予定だったのですがコロナ禍で開催中止になりがっかりしていました。
今回開催されると聞きたのしみにして行ってきました。
歌川国芳の赤穂浪士や平家物語をモチーフにした浮世絵には感歎の溜息でした。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
京都府で開催中の展覧会