5.0
こんなにでかいとは思いもしなかった。
この方の作品は以前、ひとつだけ見たことがあった。どこの美術館か忘れてしまったが、子どもたちが広場で野球をしている作品で、とびきり歪んだ魚眼レンズで覗いたような構図で、ちょっと不気味。俯瞰してみると面白いんだけど、子どもたちの表情とかみると、面白いって言っちゃいけないのか?という感じの絵。今回の展示で再会した。やっぱり面白い。
初期から最新の作品まで画業の流れがよくわかる今回の展示、自分が好きだったのは中期くらいの作品のようで、このあとどんどん作品が大きくなっていき、何これ?壁画?って感じになって、のけぞるようにみなくてはいけないくらい。圧倒的。すげえ、でけえ、と言いっぱなし。画風は全然違うけど、ミュシャのスラヴ叙事詩を見たときの記憶が蘇ってきた。
画集も発刊されているけれど、本ではこの感動はわからない。これは遠くても足を運んで、体験したほうがいい。