EXHIBITION

開館30周年記念 物語る 遠藤彰子展

平塚市美術館

  • 開催期間:2021年10月2日(土)〜2021年12月12日(日)
  • クリップ数:13 件
  • 感想・評価:3 件
開館30周年記念 物語る 遠藤彰子展 平塚市美術館-1
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遠藤彰子《みつめる空》1989 年、相模原市蔵
遠藤彰子《楽園の住人たち》1974 年、作家蔵
遠藤彰子《部屋》1976 年、作家蔵
遠藤彰子《遠い日》1985 年、東京国立近代美術館蔵
遠藤彰子《黄昏の笛は鳴る》1991 年、作家蔵
遠藤彰子《鐘》2007-2008 年、作家蔵
遠藤彰子《海暮れゆけばただ仄かなる》2018 年、作家蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

遠藤彰子は長年にわたり精力的に活動し、全国の美術館で大掛かりな個展が開催されるなど、現在最も注目される洋画家のひとりです。

1947年、東京都中野区に生まれた作家は幼少より絵に親しみ、武蔵野美術短期大学に学びました。1972年、女流画家協会展に出品した《楽園》がマツダ賞を受賞し、画家としてのデビューを果たします。この頃から素朴で童画的な要素を取り入れた「楽園」シリーズが始まります。この「楽園」シリーズは結婚を機に都内から自然あふれる相模原市に移ったことから誕生しました。その後、1970年代後半から「街」シリーズが始まります。

この「街」シリーズによって洋画家・遠藤彰子の名は広く世間に知られるようになりました。1978年、昭和会展の林武賞、1980 年、女流画家協会展の女流画家協会賞など受賞を重ね、1986年には「街」シリーズの探究を凝縮した《遠い日》で安井賞を受賞。画家としての評価を決定的なものとしました。

1989年からは500号 (248.5×333.3cm) をひとつの単位とする大作のシリーズが始まります。単眼の視点から多視点の構図へと向かい、螺旋構成など空間構成に様々な試行がなされています。また、神話的世界や物語性を内包した作品は、その絵画世界の壮大さによってみるものを圧倒します。2000年代に入ると、500号を結合し、1000号、1500号となる更なる大型作品を発表、その圧巻のスケールは作品内容の充実とともに高く評価されています。例をみないスケール感は “みる” というよりも体感する絵画と言えます。

本展覧会では、この超大作を中心に本展のために描かれた新作を含め、また各時代の数々の代表作品を紹介します。圧倒的な存在感と深い物語性を秘めた独自の遠藤ワールドをこの機会に是非お楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2021年10月2日(土)〜2021年12月12日(日)
会場 平塚市美術館 Google Map
住所 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
時間 9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 800円
高大生 500円
  • ※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
    ※各種障がい者手帳の交付を受けた方及び付添1名は無料
    ※65歳以上で平塚市民は無料、市外在住者は2割引(年齢・住所を確認できるものを要提示)
TEL0463-35-2111
URLhttp://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
割引券http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/info3.html

平塚市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

こんなにでかいとは思いもしなかった。

 この方の作品は以前、ひとつだけ見たことがあった。どこの美術館か忘れてしまったが、子どもたちが広場で野球をしている作品で、とびきり歪んだ魚眼レンズで覗いたような構図で、ちょっと不気味。俯瞰してみると面白いんだけど、子どもたちの表情とかみると、面白いって言っちゃいけないのか?という感じの絵。今回の展示で再会した。やっぱり面白い。

 初期から最新の作品まで画業の流れがよくわかる今回の展示、自分が好きだったのは中期くらいの作品のようで、このあとどんどん作品が大きくなっていき、何これ?壁画?って感じになって、のけぞるようにみなくてはいけないくらい。圧倒的。すげえ、でけえ、と言いっぱなし。画風は全然違うけど、ミュシャのスラヴ叙事詩を見たときの記憶が蘇ってきた。

 画集も発刊されているけれど、本ではこの感動はわからない。これは遠くても足を運んで、体験したほうがいい。
 

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん

4.0

「絵画酔」になる迫力

迫力は今年見た展覧会の中で群を抜いていた。50年以上展覧会に通って、始めて「絵画酔」を経験。この作品だけは実物を見なければだめです。画集を見る、あるいはデジタル技体を駆使したバーチャルリアリティーことでは体験できない凄さがある。

5.0

飲み込まれそうな体験型美術展

遠藤さんの作品は、横浜美術館と府中市美術館のコレクション展で見たのみで、まとまった作品を見るのは初めてでした。その大きさも然ることながら、不安定な視点や、描かれている行動や表情、色調による雰囲気が醸す不協和音などいつ見ても胸がざわつくものでした。
そして本展。制作年順に進む構成で進めば進むほど画面は大きくなり、描き込みは蜜となり、物語は壮大で雄弁になっていきます。螺旋、蜘蛛の巣、波の渦、ダンスの輪……飲み込まれないようにご注意いただき、ぜひ実際の絵の前に立つことをおすすめします!

THANKS!をクリックしたユーザー
cronistaさん、fumiko773さん、シンディさん

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