赤 ―色が語る浮世絵の歴史

太田記念美術館

  • 開催期間:2022年3月4日(金)~2022年3月27日(日)
  • クリップ数:22 件
  • 感想・評価:2 件
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勝川春潮「四代目岩井半四郎の七変化」
歌川国貞(三代歌川豊国)「今様三十二相 気むつかし相
石川豊信「二代目瀬川吉次の石橋」
鈴木春信「浮世美人寄花 南の方 松坂屋内野風」
小林清親「両国大火浅草橋」
二代歌川国輝「東京府下煉化従商家京橋観之図」
東洲斎写楽「二代目中村野塩の小野の小町」
歌川広重「牡丹に孔雀」
月岡芳年「美立七曜星 満月」(個人蔵)
歌川広重「名所江戸百景 浅草金龍山」
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

「赤」という華やかな色彩は、浮世絵の世界を彩るために欠かすことができませんが、同じ赤でも、時代によって、材質や色合いは移り変わります。赤い絵具に注目することで明らかとなってくる、浮世絵のワザと歴史を紹介します。

華やかな「赤」の色彩に注目
浮世絵は豊かな色彩にあふれていますが、作品全体を華やかにしたり、画面を引き締めたりする「赤」は、最も重要な絵具です。鮮やかな「赤」が印象的な浮世絵約60点を厳選することで、江戸・明治の人々を魅了した「赤」の美しさを探ります。

「赤」が浮世絵の歴史を作った
「紅絵」、「紅摺絵」、「赤絵」、「紅嫌い」など、浮世絵の制作用語に最も用いられている色彩が「赤」。「赤」の絵具の使われた方の変遷が、浮世絵の技術の発展を物語っているのです。「赤」に注目することで楽しめる、新しい浮世絵の見方を紹介します。

写楽、広重、芳年 「赤」のテクニック
一口に「赤」といっても、200年以上に渡る浮世絵の歴史の中で、その色合いは変化していきます。春信や写楽の時代では淡い色合いだったのが、広重や国貞の時代になると濃さを増していき、芳年が活躍した明治にはどぎついまでに鮮やかになるのです。人気の浮世絵師たちによる「赤」の使い方を紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年3月4日(金)~2022年3月27日(日)
会場 太田記念美術館 Google Map
住所 東京都渋谷区神宮前1-10-10
時間 10:30~17:30 (最終入場時間 17:00)
休館日 月曜日 
祝日の場合は開館、翌日休館
観覧料 一般 800円
大高生 600円
中学生以下 無料
  • ※中学生以上の学生は学生証を要提示
    ※障害者手帳提示で本人と付き添い1名100円引
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル) 
URLhttp://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

太田記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

多彩な赤

いつも掛け軸が展示されている 靴を脱いで鑑賞する小上がりの畳の部分と
巻物 色紙などの展示のガラスケースには作品がありません
少し寂しいです

光を当てると模様が浮かび上がる正面摺は見事です

歌舞伎の隈取の赤 雲・空の赤 血の赤 炎の赤 差し色の赤
色々な赤があります
始めはオレンジ色に近い朱色ですが 年代とともにマゼンタ寄りの鮮やかな赤になっていきます

下唇にだけ色を濃く入れ玉虫色にする笹紅 当時 紅は高級品なので
庶民は薄墨を下地に塗っていたそう いつの時代も女子はお化粧に工夫をするものですね
 
良かったのは 月岡芳年の 美立七曜星・満月です
着物の赤と水面の白がくっきりとしていていました

図録も作品リストもなかったので  あらかじめ展覧会の紹介YouTubeを見ておいて良かったです

5.0

人気浮世絵師による赤が印象的な作品を堪能

最新の非破壊分析方による色材調査結果に基づいてキャプション構成されており、
かなり興味深いです、実際に作品の赤を観ながら幕末から明治の赤を比較出来ます。更に浮世絵初期の希少な紅絵、丹絵、紅擦絵や浮世絵黄金期の状態の良い清長、歌麿、写楽の作品も展示、状態の良い作品、退色してしまった同一作品での比較展示も目玉です。これ迄ザックリとしか論じられてこなかった浮世絵の赤に関し、最新の論文に基づいて丁寧に展開されている展覧会です。

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kage0512さん
  • 1
  • BY TK

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鈴木春信「浮世美人寄花 南の方 松坂屋内野風」

小林清親「両国大火浅草橋」

二代歌川国輝「東京府下煉化従商家京橋観之図」

東洲斎写楽「二代目中村野塩の小野の小町」

歌川広重「牡丹に孔雀」

月岡芳年「美立七曜星 満月」(個人蔵)

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