この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本城直季は、大判カメラの「アオリ」を利用して、都市の姿をジオラマのように撮影する独特の表現で知られる写真家です。生まれ育った場所や世界に不思議な違和感を覚え、この世界を知りたい、俯瞰したいという思いを原動力に、制作を続けてきたという本城。その作品はまるでミニチュアの世界のようで、私たちにこの世界の実在と虚構を問いかけると同時に、被写体である「まち」や「ひと」に対する、作家のあたたかく愛おしげなまなざしを感じさせます。
初の大規模個展となる本展では、木村伊兵衛写真賞を受賞した「small planet」シリーズをはじめ、独自の技法を生み出すまでの試行期の作品や 、アフリカのサバンナを切り取った初公開シリーズ「kenya」、そして東日本大震災発生から3ヶ月後の東北を写した「tohoku 311」シリーズ、さらには岩手県を被写体とした本展のための撮り下ろし作品など、未公開作を含む約200点を展示します。
これまでの仕事を一挙にご紹介するこの機会に、写真家・本城直季の目を通して見る私たちの“まち”の不思議をぜひご堪能ください。
◆ 本城直季(ほんじょうなおき)
1978年東京都生まれ。2004年、東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。『small planet』(リトルモア、2006年)で第32 回木村伊兵衛写真賞を受賞。作品制作を続ける傍ら、ANA機内誌『翼の王国』で連載するなど、幅広く活動している。作品はメトロポリタン美術館やヒューストン美術館にパーマネントコレクションとして収蔵されている。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2021年10月16日(土)~2021年11月28日(日)
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会場 | 岩手県立美術館 Google Map |
住所 | 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 |
時間 |
9:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 高校生・学生 600円(500円) 小学生・中学生 400円(300円)
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TEL | 019-658-1711 |
URL | https://honjonaoki.exhibit.jp/ |
岩手県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
巡回展TRAVELING EXHIBITION
- 千葉県市原湖畔美術館
会期:2020年11月7日(土)~2021年1月8日(金)会期終了 - 高知県高知県立美術館
会期:2021年5月22日(土)~2021年7月11日(日)会期終了 - 宮崎県宮崎県立美術館
会期:2021年7月31日(土)~2021年9月5日(日)会期終了 - 東京都東京都写真美術館
会期:2022年3月19日(土)~2022年5月15日(日)会期終了
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。
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