5.0
ぜいたくな空間
数十年ぶりのMOA美術館、桜の時期でもあったので楽しめた。
一挙公開と言っても山中常盤に力が入っていて、他の2つは少し物足りない。スペースは充分あるのだから、せめてあらすじがわかるくらいの場面数開いて欲しいなあ。
といいながら昼も食べお茶もして・・・と4時間以上滞在。
うちから意外に近いことがわかったので、また機会があれば行きたい。
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岩佐又兵衛勝以(1578~1650)は、江戸時代初期の絵師で、豊頬長頤の人物表現や和漢が混合した独特の画風で一世を風靡し、のちの絵画に多大な影響を与えました。
「浮世又兵衛」の異名をとり、浮世絵の祖、大津絵の祖と喧伝され、謎の絵師とされてきました。その作品は、中国・日本の古典や故事に取材したものから当世人物を生き生きと描いた風俗画にまでおよび、なかでも、操浄瑠璃の正本(上演用テキスト)を詞書とした極彩色絵巻群は、又兵衛工房の総力を結集して制作された長大な作品で、又兵衛の画業を語る上で欠くことのできないものです。
本展では、又兵衛の古浄瑠璃絵巻群を代表する重文「山中常盤物語絵巻」、重文「浄瑠璃物語絵巻」、ならびに「堀江物語絵巻」の三絵巻を一堂に展観します。
「山中常盤物語絵巻」は、牛若が山中の宿で盗賊に殺された母常盤御前の仇を討つという筋書きで、生気あふれる力強い作風から又兵衛自身の関与が最も高いと考えられています。「浄瑠璃物語絵巻」は、牛若と三河矢矧の長者の娘浄瑠璃との恋愛譚を中心にした内容で、金銀泥や高価な顔料を用いた絢爛豪華な作品です。これら2作品はともに津山藩主松平家に伝わったものです。
「堀江物語絵巻」は、下野の豪族、堀江三郎の子が、豪族間の紛争によって非業の死を遂げた父母の仇討ちを果たす物語で、「山中常磐物語絵巻」や「浄瑠璃物語絵巻」と同じく、操浄瑠璃などで上演されていたものを絵巻物にしたものです。MOA本の詞書のみによって作品内容を知ることができ、芸能資料としても貴重な作品となります。本展を通して絢爛豪華な又兵衛絵巻の魅力を十分にご堪能ください。
会期 | 2021年3月12日(金)~2021年4月20日(火) |
---|---|
会場 | MOA美術館 |
時間 |
9:30~16:30
(最終入場時間 16:00)
|
休館日 |
月曜日 ※ただし4月1日は開館 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,300円) 高大生 1,000円(700円)・要学生証 中学生以下 無料 65才以上 1,400円・要身分証明
|
TEL | 0557-84-2511 |
URL | https://www.moaart.or.jp/ |
5.0
数十年ぶりのMOA美術館、桜の時期でもあったので楽しめた。
一挙公開と言っても山中常盤に力が入っていて、他の2つは少し物足りない。スペースは充分あるのだから、せめてあらすじがわかるくらいの場面数開いて欲しいなあ。
といいながら昼も食べお茶もして・・・と4時間以上滞在。
うちから意外に近いことがわかったので、また機会があれば行きたい。
4.0
又兵衛三大絵巻、堪能しました。
もちろん全場面ではありませんが確かに全巻公開されています。
山中常盤はハイライトの常磐殺しは公開場面数多いです。盗賊が魅力的なんだよなぁ。
牛若の盗賊殲滅シーンはあまり無くちょっと残念。
浄瑠璃は絢爛豪華、贅を極めた場面を存分に楽しみます。
写真撮影OKです。
この時期桜も満開で観光客で大変賑わっています。
自身の感覚で言えば又兵衛目当ての客はかなり少ないんじゃないかと。
観光客なので絵巻を熱心には見ないのですが順番通り見たいのでしょうね
列をなしているところもあります。
MOAは午前中に行ったことがないので15時過ぎをオススメします。
東海バス交通ICカード対応していました。
往復ともに運転手の態度が横柄で不快でした。
元々運転乱暴だなぁと思っていましたが輩運転手しかおらんのですかね。
5.0
絵巻物の優品は鎌倉迄と言う美術館の通説を覆した又兵衛の重文の三大絵巻ががっつり展示。キャプションもかなり丁寧で、絢爛豪華な作品を堪能出来ます。有名な山中常磐以外の浄瑠璃物語、堀江物語絵巻がたっぷり展示されているのも稀少です。此の他、又兵衛真筆のお軸も展示されております。いつもながら
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