4.0
漆工芸の茶道具、今回も眼福。
蹴上から南禅寺前を通って野村さんへ。
春休みなのか着物姿の若いカップルやお嬢さんが多い。
野村さんで拝見する茶道具はいつもため息ばかりで。
今回の展示は「漆工芸」でした。
展示ケースごとにテーマが分かれています。
黄色い堆黄は珍しいとのことで、そういえばあまり目にしたことがなかったかも。黄色は中国では皇帝の色、5爪の龍が掘り出してありました。南のタイからもたらされた蒟醤、朱色に黒い模様が浮かび上がり鮮やかです。もともとは別の用途で使っていたものを茶道具として。可愛らしいお棗も種々あって楽しみました。
毎回楽しみなのは「茶席飾」前期は大正12年5月19日お隣の碧雲荘で披かれた高橋箒庵招待の茶会でした。
最初の展示品「百宝嵌象・漆彫大卓・水晶」にはもうびっくりでございました。
展示室には私ともう一組、どうもお年を召したご婦人はお茶の先生らしく展示のお品から頭の中茶会が始まっているようで、漏れ聞こえてくるお話楽しませて頂きました。
前後期で全面的に展示替です。コロナが許せば後期も伺いたい。