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単眼鏡に先に観える細やかな世界に入り込み。「明治の超絶技巧」はここにあり。
清水辺りにも観光客が戻ってきていました。いつもは京博⇒清水道⇒清水三年坂美術館ですが、今回は四条から歩きました。あれっ?戻りのこの道は楽なのに・・・清水さんへはいつも上り坂です。清水への喧騒を忘れる、この美術館は「明治の超絶技巧」の聖地です。毎回テーマを決めて展覧会を開催されています。
今回は「京薩摩」、兎に角「細かい」「繊細」「優美」・・・明治期に制作されたSATUMAは、凝った意匠、色とりどりの絵付、その上に重ねられた繊細な金彩と幾重にも重ねられた技に惹き込まれます。着物、特に「帯」の織や文様にも通ずるところがるのではないでしょうか。単眼鏡必携です。