3.0
バカラ社のガラスの懐石具に吃驚でございました。
蹴上から南禅寺前を通って通う野村美術館で、野村得庵収集の茶道具が主に展示されています。こんな人のいない南禅寺は初めてだなぁと、少しほっとしながら歩きます。
今回は得庵愛用の懐石のうつわの中から秋・冬の意匠のうつわが展示されていました。懐石の順に沿って展示されており、お料理は盛られてはいないもの懐石の場に思いを馳せて拝見しました。展示室一角にしつらえられた季節ごとの「茶席飾」、お道具の取り合わせもこの美術館へ伺う楽しみの一つです。地下1F展示は「煌めきのギヤマン・バカラ ガラスの懐石具」100年前にはわざわざフランス・バカラ社へ図面を送ってバカラのガラスの茶道具を作らせた美術商が居て、それを得庵の元に収めたと(*_*) 近代数寄者の豪快なお話も展示に花を添えでございました。