4.0
江戸狩野を楽しむ
狩野派に焦点を当てた江戸絵画展です。
長年の真摯な取り組みの成果なんですね、とても良かったです。
某日本美術史家が探幽を貶しているせいか低く見られがちな江戸狩野派ですが
河鍋暁斎、小林永濯、逸見一信といった異質な画家を育む狩野派の土壌は改めてスゴイなと。
入館料無料、写真撮影OK、露出展示有り、新収蔵品お披露目あり。
会期が短いのがお早めにどうぞ。
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近年、奇想天外で刺激的な画風の江戸絵画がますます人気を集めています。しかし、幕府や諸大名の御用として圧倒的に支持され、江戸絵画の正統であり続けたのは「狩野派」でした。
狩野派とは、室町時代から幕末まで実に400年にわたり、血縁関係でつながり幕府の仕事を行ってきた絵師の専門集団です。
江戸時代には、徳川幕府に仕えるため京都から江戸へ活動の本拠地を移した狩野探幽(1602~1674)が、狩野派の活動を一層堅固なものにしました。新たな時代様式をつくった探幽をはじめ、その一門は「江戸狩野派」と呼ばれています。
狩野派は、個人の才能による「質画」よりも、模写を重ね伝統を守り伝える「学画」を重視し、和漢の古典を学び画風の継承につとめてきました。そのため、江戸狩野派の作品は、強烈な個性や目新しさを競うのではなく、確かな実力を蓄えた安定感のある筆づかいに特徴があります。その一方、時代の変化や好みに寄り添い変容して発展してきました。
本展では、たっぷりの余白と軽妙な筆致による作品の探幽をはじめ、力強い輪郭線により狩野派の原点を示した典信や、水墨表現から細密描写まで幅広い画技に長けた栄信や養信、さらに近年注目が集まる女性絵師の清原雪信や幕末に活躍した逸見一信まで、江戸狩野派の魅力をご紹介し学べる機会とします。
また、近年収蔵した江戸絵画も初お披露目します。
会期 |
2020年7月11日(土)~2020年8月10日(月・祝)
|
---|---|
会場 | 板橋区立美術館 Google Map |
住所 | 東京都板橋区赤塚5-34-27 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 無料
|
TEL | 03-3979-3251 |
URL | https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/index.html |
4.0
狩野派に焦点を当てた江戸絵画展です。
長年の真摯な取り組みの成果なんですね、とても良かったです。
某日本美術史家が探幽を貶しているせいか低く見られがちな江戸狩野派ですが
河鍋暁斎、小林永濯、逸見一信といった異質な画家を育む狩野派の土壌は改めてスゴイなと。
入館料無料、写真撮影OK、露出展示有り、新収蔵品お披露目あり。
会期が短いのがお早めにどうぞ。
4.0
とかく人気がない狩野派の正当な絵画。面白いとか変わっている所は少ないかもしれないが、正統派あっての変わり種。まず正しい狩野派の作品を見てから他も見てみよう。
5.0
充実した江戸絵画コレクションの名品展です。特に最近注目をあびてきた、幕末狩野派の展示、さらには信収蔵品も展示、狩野一信、暁斎、蹄亭北馬等の魅力的な作品も必見です。ちなみに、展覧会メインビジュアルの「菊児童」も新収蔵品です。これだけのコンテンツで無料、撮影可です。
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