特別展 みやびの色と意匠
公家服飾から見る日本美

奈良県立美術館

  • 開催期間:2020年7月25日(土)~2020年9月22日(火・祝)
  • クリップ数:6 件
  • 感想・評価:1 件
特別展 みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美 奈良県立美術館-1
特別展 みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美 奈良県立美術館-2
特別展 みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美 奈良県立美術館-3
特別展 みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美 奈良県立美術館-4
特別展 みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美 奈良県立美術館-5
「袍 緋地輪無唐草文様」江戸時代(19世紀)奈良県立美術館蔵
「五衣唐衣裳装束」昭和3年(1928)京都国立博物館蔵
「狩衣 紫地鴛鴦丸文様」江戸時代(19世紀)奈良県立美術館蔵
「袿 紅地雲立涌に鸚鵡丸文様」明治時代(19世紀)奈良県立美術館蔵
田中訥言(たなかとつげん)「女和歌三神像」のうち「衣通姫」(部分)江戸時代(19世紀)奈良県立美術館蔵
特別展 みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美 奈良県立美術館-1
特別展 みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美 奈良県立美術館-1
特別展 みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美 奈良県立美術館-1
特別展 みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美 奈良県立美術館-1
特別展 みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美 奈良県立美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

人が身につける衣服は、着用者の身分や立場を示すとともに、美意識が現れる代表的な媒体です。日本の場合、束帯(そくたい)や五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも=いわゆる十二単)などの公家装束に、また民族衣装として国際的にも認知されているきものに、このことはよく表れています。

中でも公家装束は奈良時代の朝服に由来し平安時代に育まれたもので、日本の気候に順応したゆったりとした形が特徴であるとともに、色彩の組み合わせを自然の景物になぞらえる繊細な美意識の結晶でもあります。まさに日本の歴史と美意識が生んだ伝統文化の象徴なのです。

本展では奈良県立美術館が所蔵する吉川観方コレクションの作品を中心に、近府県が所蔵する作品も加えて、公家の装束を展覧します。約1300年という時間の中で発展し継承されてきた装束の歩みと、そこに展開された「みやび」の世界をご覧いただきます。細やかな日本の美の真髄に触れる機会となれば幸いです。

◆ 展覧会のみどころ

1.公家服飾の華、五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)
公家の女性の正装・五衣唐衣裳(いわゆる十二単)。本展では京都国立博物館所蔵の五衣唐衣裳が出品されます。前期(7/25~8/23)には秩父宮勢津子妃が婚儀の際に着用した一式を、後期(8/25~9/22)には大正天皇の即位礼に供奉した女官が着用した一式を展示します。

2.天平の華やぎから平安のみやびへ、その歩みを振り返る
独特な形式に見える束帯や五衣唐衣裳の源流は、実は奈良時代の衣装にあります。本展では戦前に復元された奈良時代衣装(公益社団法人 京都染織文化協会 所蔵)を展示。唐風の装いから「みやび」の装いへ、その変貌の道筋をたどります。

3.奈良県立美術館所蔵・吉川観方コレクションの公家装束を13年ぶりに出品します。
奈良県立美術館で公家装束をテーマにした展覧会を開催するのは平成19年に開催した館蔵品展「装束の美―王朝文化のおもかげ」以来で、多くの所蔵作品が13年ぶりの出品となります。また同じく吉川観方コレクションを所蔵する京都府(管理:京都文化博物館)からも、関連する絵画作品が出品されます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2020年7月25日(土)~2020年9月22日(火・祝)
  • ※一部の作品については展示替え予定
    前期:2020年7月25日(土)~8月23日(日)
    後期:2020年8月25日(火)~9月22日(火・祝)
会場 奈良県立美術館 Google Map
住所 奈良県奈良市登大路町10-6
時間 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
8月11日
※ただし8月10日と9月21日は開館
観覧料 一般 800円
大・高生 600円
中・小生 400円
  • ※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、団体割引の設定はありません
    ※各種割引については次の取り扱いとなります:ミュージアムぐるっとパス・関西2020、奈良トライアングルミュージアムズの半券等の提示で上記観覧料から200円引
    ※次の方は会期中無料で観覧できます
    ①身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と介助の方1人
    ②外国人観光客(長期滞在者・留学生を含む)と付添の観光ボランティアガイドの方
TEL0742-23-3968
URLhttps://www.pref.nara.jp/11842.htm

奈良県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

奈良県立美術館 奈良県立美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

色重ねが素敵でした

期待以上に素敵な企画展です。昔から装束が変化してきたこと、地位によって色が決まっていたこと、微妙な色の違いをきちんと表す呼び方があることなどなど、学ぶことだらけでした。
この展覧会を観ると百人一首や佐竹本三十六歌仙などの着物の絵についてもじっくり観たくなります。ポスターや看板になっている装束は現物は全く違いますし、刺繍や染めまで写っていないので現物を観られるありがたみをひしひしと感じました。
また、近くの奈良国立博物館での「よみがえる正倉院宝物」展をはしごしましたら、復習にもなって更に楽しめました。
平日の9:30頃に行くと運よく貸し切り状態。色の美しさや名前の表現に引き込まれてたっぷり1.5時間堪能しました。

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出展作品・関連画像IMAGES

「袍 緋地輪無唐草文様」江戸時代(19世紀)奈良県立美術館蔵

「五衣唐衣裳装束」昭和3年(1928)京都国立博物館蔵

「狩衣 紫地鴛鴦丸文様」江戸時代(19世紀)奈良県立美術館蔵

「袿 紅地雲立涌に鸚鵡丸文様」明治時代(19世紀)奈良県立美術館蔵

田中訥言(たなかとつげん)「女和歌三神像」のうち「衣通姫」(部分)江戸時代(19世紀)奈良県立美術館蔵

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