5.0
版画と肉筆の浮世絵と風俗画の名品
浮世絵がメインとは言いつつも、その他多くの名品が揃っており、江戸の初期から後期までの風俗を一気にみることができる。一番最初に展示されている英一蝶「朝暾曳馬図」が修復後初公開だったが、とっても可愛いくて素敵。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 312 の美術館・博物館と 545 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
浮世絵の「浮世」は、もとは「憂世」と書きました。中世までは、憂いことの多い世の中を悲観する概念でしたが、江戸時代に入りこうした厭世的なものではなく、経済生活を確立しつつあった庶民のエナジーによって大きく変化し始めます。 “はかないこの世を享楽的に生きよう”という“浮世の概念”が誕生します。
絵画においても、日常生活は画題となり、庶民も絵を買い求め、絵師たちは多彩な活動を始めたのです。時代を写す鏡のような風俗画や浮世絵の誕生はその最たるものといえるでしょう。
本展では、静嘉堂の誇る重要文化財「四条河原遊楽図屏風」など近世初期風俗画のほか、軽妙洒脱に江戸の風俗を描いた英一蝶の「朝暾曳馬図」を修理後初公開します。
また静嘉堂の浮世絵といえば、平成8年、22年、30年に公開した幕末の人気絵師・国貞の錦絵画帖ですが、本展では秘蔵の浮世絵版画を、錦絵誕生以前から春信、そして黄金期の歌麿、北斎、近年人気の国芳まで通史的に展示します。これらは昭和52年、静嘉堂文庫展示館開設当初にごく一部を公開していますが、平成4年開館以後、初公開となります。
加えて、明治末期、海外向けに日本美術を紹介した豪華画集『浮世絵派画集』(審美書院)に掲載された「男爵岩崎彌之助君所蔵」の肉筆浮世絵などを初めて展示します。江戸時代初期の風俗画から浮世絵に溢れる、江戸時代の人々のエナジーを、静嘉堂秘蔵の名品でご堪能ください。
会期 |
2020年12月19日(土)~2021年2月7日(日)
|
---|---|
会場 | 静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) Google Map |
住所 | 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 1月12日 ※ただし、1月11日は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円 大高生及び障害者手帳をお持ちの方(同伴者1名を含む)700円 中学生以下 無料
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.seikado.or.jp/ |
5.0
浮世絵がメインとは言いつつも、その他多くの名品が揃っており、江戸の初期から後期までの風俗を一気にみることができる。一番最初に展示されている英一蝶「朝暾曳馬図」が修復後初公開だったが、とっても可愛いくて素敵。
5.0
江戸の人々がどのように暮らし、どのように遊んでいたのか、楽しみながらみられます。
展覧会場も明るくて、わくわくする気持ちにさせてくれます。
浮世絵は前後期でいれかわるので、後期も行きたい展覧会です。
5.0
江戸絵画、浮世絵好き必見、館蔵肉筆浮世絵の名品多数展示です!個人的に今年度ベスト5に入ります。展示室入ってすぐ、英一蝶、応挙の江口の君、風俗屏風から初期浮世絵、肉筆浮世絵の列びも最高です❗️重文四条河原遊楽図屏風は奥行きの無い展示ケースに展示されていて、間近で、粒さに鑑賞出来ます。紅摺絵、漆絵等の初期浮世絵も稀少作品多数展示、必見です?
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都千代田区で開催中の展覧会