アジアのイメージ 日本美術の「東洋憧憬」

東京都庭園美術館

  • 開催期間:2019年10月12日(土)~2020年1月13日(月・祝)
  • クリップ数:16 件
  • 感想・評価:7 件
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杉山寧《雲崗5窟 如来像》 1942年 ユニマットグループ所蔵
《染付魚藻文壺》 重要文化財 元時代 14世紀 東京国立博物館所蔵 Image:TNM Image Archives
《白釉鉄絵束蓮文瓶》 12世紀 東京国立博物館所蔵 Image:TNM Image Archives
《鴟鴞尊》 商後期 泉屋博古館所蔵 ※会期後半(12月12日)より展示
香取秀眞《鳩香炉》 1949年 千葉県立美術館所蔵
飯塚琅玕齋《花籃》 1936年頃 斎藤正光氏所蔵 ©T.MINAMOTO
安井曾太郎《金蓉》 1934年 東京国立近代美術館所蔵
アジアのイメージ 日本美術の「東洋憧憬」 東京都庭園美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

およそ1910~60年頃にかけてのことですが、日本の知識人、美術愛好家、美術作家たちがアジアの古典美術に憧れた時期がありました。唐物趣味は日本の伝統だとはいえ、このときのアジア熱は別格でした。

朝鮮半島や中国から、考古遺物や古美術が日本に輸入されると、それらは実業家たちによって競うように蒐集されました。

平壌では漢代の楽浪漆器が発掘され、河北省では磁州窯や定窯が調査されます。そして息を呑むような伝世品(殷の青銅器、唐三彩・宋磁・元の染付・明の赤絵、煎茶で愛好された籐籠、李朝白磁など)が輸入されました。

それらを目の当たりにした画家や工芸家たちは、創造の翼をアジアへと羽ばたかせます。

さらに画家たちは、大同で雲岡石仏を見て、飛鳥仏との繋がりに想いを馳せました。流行のチャイナドレスにも目を留め、アジアの新しい息吹もすくいとりました。

アジアへの憧れは、1960年頃に表舞台からフェードアウトしますが、その後どのように深化されているのでしょうか。新館ギャラリーでは、3人の現代作家による表現が観られます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2019年10月12日(土)~2020年1月13日(月・祝)
会場 東京都庭園美術館 Google Map
住所 東京都港区白金台5-21-9
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※ただし、11月22日(金)、11月23日(土・祝)、11月29日(金)、11月30日(土)、
    12月6日(金)、12月7日(土)は夜間開館のため夜20:00まで開館(最終入場時間 19:30)
休館日 第2・第4水曜日
10月23日、11月13日、11月27日、
12月11日、12月25日、1月8日
年末年始(12/28~1/4)
観覧料 一般 1,000円(800円)
大学生(専修・各種専門学校含む) 800円(640円)
中学生・高校生 500円(400円)
65歳以上 500円(400円)
  • ※( )内は前売・団体料金
    ※団体は20名以上
    ※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
    ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
    ※教育活動として教師が引率する都内の小中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)
    ※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)
URLhttps://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/191012-200113_ImagesofAsia.html

東京都庭園美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

ミクロからマクロへのアジアのイメージ!

このサイトで招待チケットが当たったので、10日に行ってきました。
石仏のスケッチに始まり、岸田劉生や安井曽太郎の絵画を見て、2階のフロアの工芸へと進み、新館のマクロな現代美術にたどり着くという流れにワクワクしました。
キャプションもエッセー調で独特の切り口なのも興味深く読めて、以前東京国立博物館の人間国宝展で見た人間国宝の工芸にまた再開するなど馴染みのあるものもあり見やすかったです❗近代美術館にある「金蓉」というチャイナ服の女性の絵は修復がされてひび割れが目だななくなったなとか、鹿がかけている金工の「山瀬」は人間国宝展の時より輝きが薄いなとか、でも部屋の据え付けのケースに入れられ何だか庭園美術館のコレクションのように自然に見えるなとか比較してたのしめました❗
新館にある狸が大きな糸巻きから綱を引くオブジェは、その横のブラウスと合わせてみると色々考えさせられました❗
展覧会で配られる目録も庭園美術館新聞となっており館長のエッセーものりユニークでしたね。図録は書籍で販売されているようなのでいつか手にいれようかなと思いました。

5.0

温故知新から生みだされた作品と出会う

絵画や陶磁器、それに青銅器と展示作品数は多くはないものの様々な分野のものが展示されており、そのどれもが見ごたえのあるものでした。古典との出会いや、そのエッセンスが作品にどう反映されているかも関連性が分かるような展示になっています。また、作品との距離が近いのもこの美術館の特徴なので、より親密な空間で作品を鑑賞できました。でも、作品が産まれた背景に、日本の大陸進出という歴史が大きく関わっていることにも思い至り、考えさせられる部分もありました。

5.0

庭園もいい

紅葉の時期に合わせて行ってきました
展示の仕方が影響を受けた作品と並べて置かれていて比較しやすかったです
何度か庭園美術館には足を運んでいますが、建物自体の鑑賞も一緒にできるのがとても楽しいです
内装はどれも凝っていてすばらしいですが私はかわいい照明がお気に入りです
庭園や茶室ももみじがきれいで素敵でした

4.0

庭園の紅葉とマッチしていました

杉山寧さんのファンなので、ポスターを見て楽しみにしていました。ちょうど紅葉シーズンで、日本庭園のお茶室も公開中とのことでしたので、わくわくしながら出かけました。紅葉には少し早かったのですが、和の空間を楽しみました。展示品もアジアというよりは、既に日本の感性になっているものが多かったような気がしました。河井寛次郎の陶器や飯塚琅玕齋の竹籠は流石でした。
アジア的な感性は、既に私たちのDNAに存在しているのだと感じました。

4.0

令和狸合戦ぽんぽこ

新館いつもは映像などを流している部屋の山縣良和作品がスゴイです。
入った瞬間はビクッとしますが慣れてくるとそれぞれ表情、仕草が異なり面白いです。
なんだかんだこの展示室に一番長くいました。
暗いのでお気をつけて。

THANKS!をクリックしたユーザー
Kimusan5057さん

4.0

ゆったりとした時間を色々な分野の美術品と過ごせます アジア味は控えめかな

展覧会の内容を想像しにくい表題だと思います。
メインビジュアルの石仏画や青銅器の他にも陶磁器やアジアを起源とするデザインの花瓶を描いた油絵、竹細工、漆器などの展示です。
各部屋毎にテーマがあり、私は走獣文様の松田権六、高野松山、増田三男の作品がさりげなく置かれた部屋に驚きました。工芸ファンには特におすすめです。
天気のよい13時前後には、本館と新館をつなぐ廊下に素敵なハートの影が出現します!(杉本博司氏プロデュースのガラス壁)秋から春までがイイと思われます。

4.0

面白い取り組みだと思いました

西洋の建物で東洋の展覧会というのは、とても面白い展示でした。
あの空間に置くことでずいぶん仏像の絵などがモダンに見えてきたりしたのでなかなか興味を惹かれました。
あまりにも窓からの光が強く、通常の展示と異なっていたので青銅器がいつもとまったく違う表情だったのにおどろきました。

THANKS!をクリックしたユーザー
Kimusan5057さん

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杉山寧《雲崗5窟 如来像》 1942年 ユニマットグループ所蔵

《染付魚藻文壺》 重要文化財 元時代 14世紀 東京国立博物館所蔵 Image:TNM Image Archives

《白釉鉄絵束蓮文瓶》 12世紀 東京国立博物館所蔵 Image:TNM Image Archives

《鴟鴞尊》 商後期 泉屋博古館所蔵 ※会期後半(12月12日)より展示

香取秀眞《鳩香炉》 1949年 千葉県立美術館所蔵

飯塚琅玕齋《花籃》 1936年頃 斎藤正光氏所蔵 ©T.MINAMOTO

安井曾太郎《金蓉》 1934年 東京国立近代美術館所蔵

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