5.0
濃縮された人生を、感じさせる展覧会
20歳2ヵ月の早世、約5年の画業でありながら、新発見や重要文化財も含めて色々な作品や書簡を見ることができ、とても感動しました。
見事な作品を遺し、常設でよく見る東京国立近代美術館の作品のほか、大原美術館、石橋財団アーティゾン美術館所蔵作品の代表作も鑑賞でき、とても良かったです。
身内からは「しょうじ」ではなく「まさじ」「まさちゃん」と呼ばれていたようで、大多数の「Shoji」署名の作品のほかに「Masaji」署名の作品も確認できました。
伊東深水が幼馴染であったこと、河野通勢と出会って影響を受けたと思われる作品、様々な人物との交流についても知ることができ、もしも長寿であったなら、以後どのような作品を生み出したのかという事を、考えずにはいられませんでした。