4.0
美術館は若い日本がアーティストを、きちんととらえ、育てていました。
もうすぐ再興院展ですが、その前に山種さんの日本画アワードも見に行きました。受賞作は、やっぱ山種と思うような作品が並んでいました。安原成美《雨後のほほ》、近藤守《nostalgie》、江川直也《雪野に佇む》、なかなか未手のある展覧会でした。会期終了してしまいましたが。
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山種美術館では、日本画の奨励・普及活動の一環として、1971(昭和46)年に「山種美術館賞」を創設し、1997(平成9)年までの隔年14回にわたり、「山種美術館賞展 今日の日本画」を実施しました。
2016(平成28)年には、山種美術館の開館50周年を記念し、かつての「山種美術館賞」の趣旨を継承しつつ、装いを新たにした公募展「Seed 山種美術館 日本画アワード」をスタートさせました。
本アワードは、日本画の新たな創造に努める優秀な画家の発掘と奨励を目指すもので、この取り組みを通じて、新しい時代に向けた日本画家の育成と日本画の発展に貢献することができればと願っています。
第2回目(「山種美術館賞」から数えて通算16回目)となる今回のアワードでは、7人の審査員による厳正な審査の結果、全189点の応募作品の中から、大賞・安原成美《雨後のほほ》、優秀賞・青木秀明《鴯鶓(エミュー)ノ図 -飛べない鳥-》、特別賞(セイコー賞)・近藤守《nostalgie》、および奨励賞として、江川直也《雪野に佇む》、北川安希子《新天地》、外山諒《Loka-dhaatu》、永岡郁美《青想夜夢》、森萌衣《団欒》の8作品の受賞が決定しました。
本展では、これらの受賞作品をはじめとする入選作品全44点を一堂に公開します。今後の活躍が期待される若手画家たちの作品を通して、日本画の新たな息吹と確かな未来を感じ取っていただければ幸いです。
なお、本展会期中には、山種美術館のコレクションの中から、重要文化財を含む江戸絵画の優品を厳選して展示し、近代・現代日本画の礎となった古典絵画の世界もご紹介します。若手画家の入選作品とあわせて是非ご覧ください。
会期 |
2019年8月10日(土)~2019年8月23日(金)
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会場 | 山種美術館 Google Map |
住所 | 東京都渋谷区広尾3-12-36 |
時間 |
10:00~17:00
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休館日 |
月曜日 8月12日(月)は開館、8月13日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 700円(500円) 大高生 500円(300円) 中学生以下 無料
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.yamatane-museum.jp/ |
4.0
もうすぐ再興院展ですが、その前に山種さんの日本画アワードも見に行きました。受賞作は、やっぱ山種と思うような作品が並んでいました。安原成美《雨後のほほ》、近藤守《nostalgie》、江川直也《雪野に佇む》、なかなか未手のある展覧会でした。会期終了してしまいましたが。
4.0
若手と評される方々で、ここまでの迫力がある作品ならば、これからも
楽しみです。
山種美術館のいろいろな取り組みに感謝です。
ただ、会期が短いのでなかなか行き辛いところでもあります。
3.0
運よく、《雨後のほほ》安原成美 さんのトークも拝聴できました。
日本画を日本料理に見立てたお話、感銘を受けました。
確かに岩絵の具や紙などの画材を料理の素材としてみるとほほの葉を色鮮やかな群青で彩色する繊細で微妙な世界観を、得心を持って受け取れました。
4.0
若手展ということで期待していましたが、作品群はどれも予想を超えた素晴らしい出来栄えでした。上位作に何で?というのはありましたが、全て丹精込められ、最新日本画を知ることができる素敵でとても良い企画展でした。プレゼントして頂いたアートアジェンダに感謝です。
4.0
久々の美術館巡りとなり、こちらの山種美術館の方は、初めて行かせて頂きました。都内の少し駅から歩きましたが、地図を片手に最終週の日曜日に見に行かせてもらい、ある意味ほかの美術館では、世の中に出て有名な作品が展示されていることが多いと思われるところがあります。今回こちら、日本画アワードの受賞作品ということで、初々しい才能のある若手の方の作品を拝見し、心洗われるような感動を覚えました。この才能が今後もっと花開き素晴らしいものとなることを願う気持ちと共にこちらの山種美術館の試みは、とても素晴らしいものだと感じました。今後、彼等の新しい作品が観れるようになることを楽しみにしています。
4.0
よく展示作品を観て、創画会風、日展風、院展風とか言われる事がありますよね。置きにいっているわけではないでしょうけれど、受賞作のエミュ、もろい、審査委員の竹内浩一の世界、御舟の炎舞やら福田平八郎の色彩を連想させたり、受賞作品では「団欒」のクオリティとオリジナリティーが良かった。絹本で描かれた「菊児童」、「逆説」も魅力的でした。
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