3.0
外の喧騒を忘れて「茶碗」に埋没する時間
春と秋に企画展が開かれる野村さん、前期後期で展示替えがあり、必ず2度伺います。毎回毎回野村さんの「これでもかっ!」って感じのコレクションに驚きしかありません。決して威圧的ではないのですが、得庵翁のお好みも伝わってきます。ちょっと前なら高麗茶碗の枇杷色のどこが・・・って思っていたのですが、関西の茶道具の美術館を回るうちになーんだか覗き込んでしまうのですね。リニューアルなって初心者むけの解説もつけて下さりじっくり1点ずつ拝見しています。帰りは側を流れる疎水に沿って碧雲荘のお玄関も。死ぬまでにいっぺんでいいから入ってみたいなと願いながら。こちらも100年ずっと「佐竹本三十六歌仙絵」断簡をご所蔵され続けた美術館です。前田家の能装束をごそっとそのまま受け継がれた豪華な能装束の展示も見応えありです。