4.0
知られざる仏さまたち
興福寺千体仏を見るのは初めてだと思うのですが、見ていて飽きませんでした。
20体の内、「節仏」の1体を除いてほぼ同じ大きさながら、1体1体お顔も姿勢も違って個性的です。
小ぶりで親しみやすく、ゆっくり眺めていたいと思いました。
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法徳寺(ほうとくじ)は、奈良市十輪院町に位置する融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)の寺院です。
本尊は平安時代後期にさかのぼる阿弥陀如来立像ですが、本展で注目するのは近年この寺に寄進された約30軀(く)の仏像群です。
これら諸像は、かつてひとりの実業家が蒐集した仏像であったことが知られます。
その実業家は奈良の古美術商と親交があったため、法徳寺仏像群には南都伝来の作品が少なくなく、興福寺(こうふくじ)に伝来したとされる、いわゆる興福寺千体仏が20軀も含まれています。
また法徳寺仏像群のうち地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう)は、明治39年(1906)に興福寺の境内(けいだい)で撮影された仏像写真(同寺蔵)の中にその姿を見出し、興福寺伝来であることが確認できます。
さらに文殊菩薩坐像(もんじゅぼさつざぞう)が鎌倉時代以降、南都を中心に広まりをみせたいわゆる五髻(ごけい)文殊の優品であることも見逃せません。
法徳寺仏像群は、個性豊かな像を多く含みますが、各像の基礎的な情報はもとより、その存在自体もほとんど知られていない、南都ゆかりの知られざる仏たちです。
本展では、これら諸像を広く紹介するとともに、X線CTスキャン調査をはじめとした最新の調査成果もふまえて、その魅力に迫ります。
会期 |
2019年7月13日(土)~2019年9月8日(日)
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会場 |
奈良国立博物館
![]() |
住所 | 奈良県奈良市登大路町50番地 |
時間 |
9:30~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 7月16日(火) ※ただし7月15日、8月5日、8月12日は開館 |
観覧料 | 一般 520円(410円) 大学生 260円(210円)
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TEL | 050-5542-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.narahaku.go.jp/ |
4.0
興福寺千体仏を見るのは初めてだと思うのですが、見ていて飽きませんでした。
20体の内、「節仏」の1体を除いてほぼ同じ大きさながら、1体1体お顔も姿勢も違って個性的です。
小ぶりで親しみやすく、ゆっくり眺めていたいと思いました。
4.0
ここのところ個人コレクションばかり見ている気がするが、
廃仏毀釈でひどい目にあった寺宝もこうやって個人の力で奈良に残って
良かったと思う。
小さめでしっかりした技術で作られたちょっと欲しくなるような仏像ばかりでした。
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