5.0
物語に耳を澄ます
主に樟を使い、椅子、馬、翼、家などのモチーフが特徴的な彫刻家。
作品と向かい合うと、脳内に空想的な場面が立ち上がってくる。細かく仕上げた部分と荒削りな痕跡が同居して、より不思議なバランスを醸し出す。各部屋の作品の配置もとても意味ありげだ。立ちすくむ鑑賞者が物語に吸い込まれる。点数は多くないのに、ひとつひとつをじっくり見ると時間がかかる。作品に耳を澄ますのは心地いい。
単品では観たことがあるが、まとめては初めてだった。観に行って良かった。
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1990年代から最新作まで -深井隆の彫刻の真髄に迫る
東京藝術大学を卒業後 1979年の初個展以来、彫刻家として第一線で活躍してきた深井の1990年代から現在までの作品を一挙に紹介します。
深井作品の代名詞とも言える椅子は、人間の存在を表現するために作りはじめられました。その後、深井は馬や翼、家などのモチーフに人間の存在を問いかけながら木彫作品として発表しています。
深井自身のセレクションによる本展では、90年代の個展以来の展示となる貴重な作品、発想の原点とも言える平面作品も含め、幅広く紹介します。
会期 |
2020年3月14日(土)~2020年6月28日(日)
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会場 | 板橋区立美術館 Google Map |
住所 | 東京都板橋区赤塚5-34-27 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 5月7日(木) ※ただし、5月4日(月)は祝日のため開館 |
観覧料 | 一般 650円 高校・大学生 450円 小・中学生 200円 |
TEL | 03-3979-3251 |
URL | https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/index.html |
1点目は、「深井隆-物語の庭-」の会期の延長でございます。
閉幕日が6月28日(日曜日)となりました。恐縮ですが、会期表記近くもしくはページ内に「会期延期」の表記を明記いただけませんでしょうか。
宜しくお願いいたします。
5.0
主に樟を使い、椅子、馬、翼、家などのモチーフが特徴的な彫刻家。
作品と向かい合うと、脳内に空想的な場面が立ち上がってくる。細かく仕上げた部分と荒削りな痕跡が同居して、より不思議なバランスを醸し出す。各部屋の作品の配置もとても意味ありげだ。立ちすくむ鑑賞者が物語に吸い込まれる。点数は多くないのに、ひとつひとつをじっくり見ると時間がかかる。作品に耳を澄ますのは心地いい。
単品では観たことがあるが、まとめては初めてだった。観に行って良かった。
4.0
彫刻がメインだが、スケッチに惹かれた。不思議な色彩で描かれた作品はどこでもないどこかへ連れて行ってくれるようだ
5.0
深井隆作品を観るのは芸大美術館の退官記念展以来でしたが、今回の展示もたいへん見応えがあるものでした。
板橋区立美術館の展示空間をうまく生かし、深井作品の様々なモチーフが詩的な空間を作り上げています。彫刻家の過去〜現在の時代の制作の流れも理解しやすく解説されています。
最新作では新しいことに挑戦されており、ベテランでありながらも決して保守的にはならず、進化を続ける作家なのだと思いました。
個人的には、図録の写真がイマイチなのがちょっと残念です。
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